
M-3区の調査は終盤に差し掛かりました。
遺構の断面を図面や写真に記録したあと、完掘しています。

今週は新たにP-3区の南半分と、その東側に位置するP-2区の調査を開始しました。

P-2区です。調査区の中央で、コンクリート製の枠と、それを囲む石組が出てきました。

今週も、4区拡張区と3区拡張区の掘下げと遺構検出を行いました。4区は遺構がはっきりとしませんが、縄文時代中期の土器や石器がたくさん発見されました。

今週は、35度を超える、うだるような暑さの中での作業でした。こまめに水分と休憩を取り、熱中症に気を付けながら調査を進めました。

南側斜面の3区拡張区では、いくつかの土色変化部が認められました。何らかの遺構があるものと思われます。

4区拡張区の3層から、宮城県の加美町にある湯倉(ゆのくら)産と考えられる黒耀石のカケラが発見されました。黒耀石は他の石材に比べて割りやすく、また鋭利な縁辺が得られます。それに見た目も綺麗なので、当時はたいへん重宝された石器の石材であったことが考えられます。本遺跡ではこのカケラ以外にも、黒耀石製の石器がいくつか発見されています。

今週もとても暑い中での作業となりました。
写真は遺構精査の様子です。

調査区北側1区の、住居跡(ST1)の掘り下げを開始しました。
遺構内からは他の遺構同様、土器片・石器が出土しています。

調査区南側3区の土坑(SK53)から石錐が出土しました。

9区の調査が終了したので、重機で調査区を埋め戻しました。

今週は7区の遺構検出作業を進めています。

新しそうなものから、ちょっと古そうなものまで。色々な遺構が確認できます。

M-3区です。瓦と石が集中している場所が見つかりました。
記録のためベルト状に土を残し、両側を掘り下げています。

P-3区の石組遺構です。
週末の埋戻しに向けて記録作業も最終盤です。

P-3区の埋め戻しが始まりました。
来週からは新たな調査区で調査を始めます。

今週は非常に暑い日が続く中での作業となりました。調査区(1区)の北東隅の遺物包含層地(SF2)の掘り下げを先週に引き続き行いました。

遺物包含層地(SF2)の南側から、石鏃(RQ21)が出土しました。

3区北側からは、土器や石器が集中して出土しています。

今週は、昨年度の調査区から東に4mほど延長した、狭い範囲の調査を行いました。

暑い夏の日差しの中での作業となりました。

3区の拡張区では、1基の石組遺構を検出しました。
この石組遺構は、どのような性格のものなのでしょうか?

トータルステーションという測量機械を用いて、発見された遺構の座標を測定し、遺構平面図を作成しました。

今年は上山南中学校4名の生徒さん達が、3日間の職場体験を行いました。初日は羽黒神社西遺跡の土器洗浄に挑戦してもらいました。

2日目は、7月下旬から開催されるこどもミュージアムの展示準備を行いました。
土器が割れないよう注意しながら展示棚に納めていきます。

3日目はこどもミュージアム、スタンプラリー景品の縄文ブレスレットやネックレスを作ってもらいました。

最後は琥珀の勾玉作りに挑戦。硬い素材に四苦八苦の様子でしたが、なんとか形になったかな?
職場体験の記念品ができました。3日間お疲れ様でした。

9区の調査も終盤です。
残りの遺構を完掘して記録を取れば終了です。

7区の遺構検出作業も並行して進めています。
北側は大きな礫(レキ)と砂が多く作業も大変です。

南から見た7区遺構検出状況の全景です。
新しそうなものから古そうなもの、様々な遺構が確認できます。

P3区の石組遺構です。石組の内側を掘り下げたところ、小さな石が敷き詰められたように出てきました。

同じP3区の溝です。こちらからも川原石がごろごろ出てきました。

P3区の調査は終盤に差し掛かりましたが、M3区の調査は真っ盛りを迎えています。遺構の実測も忙しくなってきました。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research