
今週半ばにドローンによる空撮を行いました。天気にも恵まれ、絶好の撮影日和となりました。

ドローンで撮影した中関屋遺跡調査区の全体写真です。溝跡で囲まれているのが分かります。

10日に発掘調査説明会を行いました。大雨のため室内での開催となりましたが、50名もの方々がご参加くださいました。

来週で調査は最後を迎えます。掘り残しがないか確認するとともに、測量図化にむけて全体の清掃を行なっています。

遺跡から出土したザルを取り上げるために、薬剤で周りの土ごと固めて切り出す作業を専門の業者に委託しました。

ドローンを飛ばして空撮を行いました。真上から見ると、企画的に溝が構築されている様子がわかります。3か月続いた調査も無事に終了し、次週の後片付けを残すのみとなりました。

検出したところを掘り下げ始めました。一気に掘り下げず、数cmずつに分けて掘っていきます。

先週紹介した柱穴列の検出状況です。列は南北に伸びていることがわかりました。

今週も遺構の掘り下げと記録作業を進めました。遺構の掘り下げは1区北側の溝跡を中心に行いました。

今週は連日猛暑日のなかでの調査となりました。熱中症に注意しながら調査を続けます。

今回の調査では、複雑な遺構をより正確に記録するため、デジタルカメラを用いた測量を行っています。高い三脚にカメラを取り付け、スマートフォンでシャッターを切ります。

何枚も撮った写真を合成するSfMという技術により、3Dのモデルをつくります。これにより複雑な石組みなども正確に記録することができます。
山形大学附属博物館所蔵の結髪土偶と、寒河江市教育委員会所蔵の土偶左足が接合することが先日わかりました。
詳細については、山形大学附属博物館HPへ。
(公財)山形県埋蔵文化財センターでは、夏休み期間中に体験活動を含めた特別企画を開催します。
主にお子さんが対象ですが、大人の方だけでも大歓迎です。
チラシ(PDF)
期日:令和元年8月7日(水)~8月16日(金)
【土・日・祝日はお休みです。】
時間:午前9時~午後4時
会場:(公財)山形県埋蔵文化財センター

今週も北側の検出作業を引き続き行いました。平安時代の遺物がたくさん出土しています。

面整理を進めていくと、柱穴が並んで検出されました。柵列の可能性もあり今後の調査が楽しみです。

今週も遺構の掘り下げと記録作業を行いました。須恵器・土師器片の出土が多く見られました。

こちらの遺構からは古銭と思われる遺物が出土しました。

新たに3棟目の掘立柱建物跡(ほったてばしらたてものあと)が確認されました。東西2間、南北2間以上と思われます。

東から西へ進めてきた調査も、ついに西端の調査区に到達しました。ほぼ全面に溝跡を検出しています。

調査区西側でも底面に枝や木材を敷いた柱穴はたくさん発見されています。

柱穴のひとつを地山ごと断ち割って、木材の敷き詰められた底面の断面を調査しました。一部には、ほぞがつくられた木材が使われているのがわかります。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research