平成25年度 市町村文化財担当者研修会第2回(6月21日)


本年度2回目の文化財担当者研修会です。
座学では、会場となった蝉田遺跡・松橋遺跡の概要や出土遺物の説明に加え、
事務所や器材庫の設置方法などについても解説しました。


屋外では、試掘調査について研修しました。
確認できた遺構の図化に挑戦中です。


午後からは場所を松橋遺跡に移し、遺構検出を体験していただきました。
実際に鍬を手にして地面を削ると、溝跡や柱穴等を確認することができました。


元宿北遺跡(6月17日~21日)


今週の前半は、雨の中での作業となりました。
調査区の中に入れないので、草刈りなど環境整備を進めます。


今までに出土した遺物を洗浄している様子です。


今週の後半から、本格的な遺構精査が始まりました。
土を見ながら、少しずつ遺構を掘り下げていきます。


八反遺跡第3次(6月17日~21日)


今週は週の半ばに雨が降り、排水しながらの作業になりました。
遺構の掘り下げ作業を継続しています。


土坑から古銭が出土しました。
右側の古銭は2枚重なっており、計3枚がまとまって出土しました。


中世前半頃の陶器が出土しました。
東北地方で焼かれたものと考えられます。


出前授業:天童市長岡小学校(6月21日)


石や木だけで道具を作っていた縄文人に関心しきりです。


縄文クッキー作りの工程その1。
クルミ割りです。
おいしいクッキーになるようにきれいに割れるかな?


クッキーづくり工程その2。
どんぐり粉などで生地を作り焼きます。
味は…微妙だったようです。


この日は学校の参観日でもありました。
子供たちと一緒に、お母さんたちも縄文時代の生活に驚いていました。


蝉田遺跡第2次(6月17日~21日)


金属でつくられた簪(かんざし)がみつかりました。
髪飾りの道具です。
全体的に形が変形し、頭部や脚部が曲がっています。
大きさは20cmを超えるものです。


かんざしの頭部には、耳掻きがついています。
また、三柏(みつがしわ)と思われる家紋もみられます。


出前授業:米沢市窪田小学校(6月20日)


実際に出土した土器や石器を通して、昔の人々の知恵や技術に触れることができました。


石と思って侮るなかれ。
体験用の石器でしたが、思わぬ切れ味にみんなびっくりです。


最初は簡単だと思っていた火起こしですが、実際にやってみるととても大変な作業です。
みんな真剣に取り組んでいました。


出前授業:山形市第一小学校(6月19日)


本物の石器や土器を手に取ってみると、その質感や重さ、大きさが実感できます。


今日は朝からの雨。
条件は悪いですが、たくさんのグループが着火に成功しました。


どうです、なかなかかっこいいでしょう?
でも、なかなか当たらないのですよこれが。
縄文人はえらかった!?


Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research