
9月2日から、6区の調査が始まりました。

地形は、東側より西側が低くなっています。8月末の降雨の影響で、土から水がしみ出してきます。

調査は6区に入りました。土坑や溝跡のほかに竪穴状の遺構も見つかりました。

6区の遺構を掘り下げています。土師器や須恵器といった古代の土器が出土しています。

奈良時代の住居跡から、甕がつぶれた状態で出できました。

同じ住居跡からは、坏や蓋なども重なるようにして出土しています。

調査区脇のクルミの木は、実が熟してきました。もう秋です。
山形空港ビルにて、企画展を開催中。
小田島城跡は東根城とも呼ばれ中世から近世の城のあとです。城があった時代だけでなく、それ以前の平安時代や縄文時代の遺物も見つかっており、数多くの遺跡出土品を展示しております。


・期 日 平成20年9月6日(土)~9月23日(火)
・場 所 山形空港ビル 2階ギャラリー
より大きな地図で 山形空港 を表示

先週お伝えした井戸跡です。
円形に石が積まれていることがわかりました。
中には、石が崩れ落ちているものもありました。

石の積み方を観察するために、半分だけ掘り下げました。
10~20cm大の石が丁寧に積まれていました。

新しい調査区です。10か所のトレンチを設定しました。
これから人力で掘り下げていきます。

今週から調査区北側の遺構の掘り下げ作業に入りました。調査もいよいよ終盤です。

調査区中央の大きな掘り込みです。深さは2mを超えます。井戸跡と推測されます。

調査区北側の完掘状況です。溝跡や直線に並ぶ柱穴があります。

大きな溝が見つかりました。幅約2m、深さ約1mあり、長さは10m以上になります。用途はまだわかりません。

5区の調査が終了しました。出土遺物は少なかったのですが、大きく深い遺構がたくさん見つかりました。

5区で、調査区を掘り下げています。

南東隅に、石が集中しています。

石は周囲にも広がります。5区は9/1で終了しました。

古墳時代の住居跡から底の丸い壺が出土しました。この土器はもろくなっていたので細心の注意を払いながら掘り上げました。

先週出土した古墳時代の壺の出土状況を測図している様子です。

久しぶりに月山が見えました。まだ雪が残っています。
9月6日(土)調査説明会を開催します。詳しくはこちら。

直径5mほどの大きな遺構を掘り下げていくと、中央から円形の石組が現れました。
井戸跡のようです。この段階で記録を取ってから、さらに掘り下げていきます。

約80センチ×40センチの大きさの土坑です。
底の部分に炭が堆積していました。炭の中には小さな骨片が含まれています。
火葬の跡でしょうか。

雨で調査区に入れない日に、これから調査する場所の草刈りをしました。
斜面のため、草刈り機と鎌を使い分けながらの作業です。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research