「村山地方」カテゴリーアーカイブ

上の寺遺跡(6月25日~6月29日)

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センター産業医の横川先生による調査現場の巡視があり、現場の安全管理や作業員の健康管理について指導を受けました。
これからますます暑くなります。適度な休憩や水分補給など、健康管理に気をつけて作業を行ないます。

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F区の遺構検出作業が終わりました。
左下の黒い土の部分は谷が埋まった所で、縄文時代や平安時代の土器が出土しています。

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明日は大雨の予報です。写真撮影後に全面をシートで覆いました。
水の流れる方向に気をつけながらシートを敷いていきます。

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予報どおり大雨になりました。
今回の調査区は、慈恩寺がある山の山腹に位置しています。そのため、山に降った雨が調査区にどんどん流れ込んできます。
調査区の周囲に掘った溝を、滝のように水が流れていました…。


上の寺遺跡(6月18日~6月22日)

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今週も重機による表土除去が続きます。
段差の部分はアームをいっぱいに伸ばして掘り下げます。

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ようやく表土除去が終わりました。
これから遺構を探す作業が始まります。

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斜面を人力で削ると、複雑な形が現れました。
昔の人の土木工事の苦労がわかります。


上の寺遺跡(6月11日~6月15日)

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地形測量が終わり、重機による表土除去が始まりました。
道が狭く大型の重機が入れないため、小型の重機を使います。

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重機が入れない場所は、人力で掘り下げを行います。

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比較的広い平場で、1mほどの大きさの穴が4つ並んで4列、計16個見つかりました。


川前2遺跡第3次(6月11日~6月15日)

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調査区南側の遺構検出を行っています。背後に見えるビニールハウスはさくらんぼ畑の雨よけハウスです。遺跡の周りにはさくらんぼ畑が多く、これから最盛期を迎えます。

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遺構検出を終了し、調査区南側から遺構の調査に着手しました。いよいよ本格的な発掘調査の始まりです。


上の寺遺跡(6月4日~6月8日)

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重機で掘り下げる前に、現在の地形を測量して記録に残します。

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遺構や遺物が出てくる深さを調べるために、人力で掘り下げ、トレンチ調査を実施しました。
斜面の部分の表土を掘り下げると、地山のすぐ上から江戸時代後半頃の磁器が出土しました。
現在の段々の地形は、最終的には江戸時代以降に作られたようです。

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トレンチから出土した遺物です。
蓮の花の模様の青磁碗(左上)、渦巻き模様の青白磁梅瓶めいぴん (右)などが出土しています。
鎌倉時代(13〜14世紀)、中国で焼かれたものです。


上の寺遺跡(5月28日~6月1日)

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ようやく草刈りが終了し、調査前の状況を撮影しました。
先々週の写真と同じ場所とは思えません。

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中央の道の両脇に、多くの平場が連続しています。

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これから山形はさくらんぼのシーズンです。調査事務所のある慈恩寺の駐車場には、多くの観光バスが停まります。
発掘の様子を知っていただくため、このページを印刷して壁に貼ることにしました。


川前2遺跡第3次(5月28日~6月1日)

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重機を使って表土除去を行っていますが、アームの間から見える残雪のなだらかな山が月山です。晴れた日には遺跡から月山がきれいに見えます。

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表土除去を行った後に、遺構を検出しています。地面に刺してある箸は古墳時代の土器が出土した場所です。