上山城との共催企画として展示・イベントを行います。

ポスター(PDF)
特別企画展示「上山と周辺の弥生・古墳時代」
期間:7月19日(土)~8月24日(日)
場所:上山城郷土資料館内1F多目的ホール
内容:庚壇遺跡・百刈田遺跡・向河原遺跡
土矢倉古墳・お花山古墳・梅ノ木前遺跡・渋江遺跡
上山市・山形市・南陽市の弥生・古墳時代の遺物を展示します。

展示ギャラリートーク
日時:8月17日(日) 午前10時・午後2時 2回
場所:上山城郷土資料館1F特別展示室
体験講座「昔の人の生活を知ろう!」
日時:8月17日(日) 10時~15時
場所:上山城郷土資料館(屋内外)
対象:一般(小学生以下の方は、保護者同伴)
体験料:無料
内容: 琥珀まが玉を作ってみよう!
縄文服を着てみよう!
弓矢で狩りをしてみよう!
石器づくりをみてみよう!
※まが玉作りに限り、上山城に事前申し込みが必要となります
(午前・午後 先着20名)

【入館案内】
入館時間:9時~16時45分
入館料:大人410円(360円) 高校・大学生360円(310円) 小・中学生50円(40円)
※()内は20名以上の団体料金
毎週土曜日は小・中学生入館無料
【お問い合わせ・お申し込み先】
公益財団法人上山城郷土資料館 上山市元城内3-7
TEL:023-673-3660 FAX:023-687-0163
http://kaminoyama-castle.info

6月はビィーちゃんの願いが通じた?のか雨が少なく、
発掘現場作業も順調です。

テルテル坊主に勾玉の効果でしょうか??

センター周辺の山はすっかり緑に覆われました。
そんな山々を眺めながら、さわやか気分でお仕事中です。

今週はA区の調査を中心に進めました。
写真は、現代の撹乱土を掘り下げている様子です。

撹乱土の中から、石製の陽物が見つかりました。

A区の旧河道を掘り下げている様子です。
土器の破片が多く出土しています。

今週は新たな調査区の表土除去作業をはじめました。
先週までの調査区の西側の調査にとりかかります。

新しい調査区L-1区の中央から、石組みの遺構が見つかりました。
ここからは瓦が大量に出土しています。

L-1区の石組みから出土した瓦の一部です。
軒瓦がまだ出土していませんが、これからの調査に期待しています。

調査が終了した6区北半分の埋め戻しと、南半分の掘削を行いました。

4、5区の表土掘削も行いました。
5区はほとんど削平を受けていないようなので、遺構の残存状況が良好なようです。
これからの調査が楽しみです。

5区で見つかった井戸跡の可能性が高い石組です。

今週は清水遺跡第7次の調査区を埋め戻す作業を行いました。
重機であっという間に元通りになりました。

清水遺跡第8次の東側の遺構を検出し、白線で示しました。
柱の穴のような遺構が見てとれます

調査区内の切株を取り除いています。
遺構を傷つけないように丁寧に手作業で行います。

2区の地表面を薄くけずって、遺構があるかどうかを調べました。
2区はあまり遺構がないことがわかりました。

2区の4層上部から、縄文時代早期の土器片が出土しました。
これまで出土した土器は、縄文時代中期のものがほとんどでしたが、
下の地層により古い時代の遺物が存在することがわかりました。

2区の西端部で縄文時代中期の土器片がまとまって出土していましたが、
写真撮影をするために、詳細に出土状況の検出を行いました。
土器片は、模様や胎土の状態から、1個体の土器の可能性があります。

4区の西端、中央のベルトに沿ってサブトレンチを掘り下げました。

調査区内の土は乾燥すると固くなり、ジョレンでは削りにくくなるため、
散水した後、調査に取り掛かるまで、シートで地面を覆っておきます。

B・C区にまたがる湿地と旧河道が深く、B区東壁面の高さが深いところで約1.8mにもなりました。
精査するのも一苦労です。

今週でB区の表土除去作業が終了しました。
これから本格的に、A・B区の調査に取り掛かります。

清水遺跡7次の中央部の完掘写真です。
高速道路がどこにできるのかもはっきりとわかります

清水遺跡8次は重機で表土を除去していきます。

トータルステーションという計測器で座標を測り、図面を作っていきます

6区の性格不明遺構を掘り下げました。かなり深いです。

大きな石も埋められていました。

ようやく掘りあげて、断面を記録します。
おそらく江戸時代の井戸で、
駐車場造成時に上部が基礎工事で掘り込まれたようです。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research