
4区2層から出土した「土笛」です。
全体は鳥?形で、背中の中央に穴が穿たれていました。
内部は中空です。

出土土器の清掃をしています。
刷毛やブラシ、竹べらなどを用いて慎重に進めています。

出土した土器をブラシを使って洗浄をしています。

4区2層中の土器出土状況。
おびただしい数の土器が斜面上部から出てきました。

4区3層での土器出土状況です。
形がやや残っていた例で、無紋地に大ぶりな渦巻文が特徴的です。

遺物出土状況の写真撮影をしています。
左手にはカラーチャートを持っています。
現地の色彩が忠実に再現できるようにするための方法です。
夏休みこどもミュージアム企画展『掘った ほった やまがた』を開催します。

チラシ(PDF)
埋文センターが20年間発掘した中から、職員が選んだ「ここがスゴイ!」遺跡を一挙公開します。
山形発掘の成果をぜひご覧ください!

また『Let’s考古体験』では火起こし・弓矢・ミニ発掘体験が出来ます。

縄文アクセサリーも作れます。

期間:平成26年7月22日(火)~8月22日(金)
時間:9:00~16:00
場所:埋蔵文化財センター展示室 (地図)
休み:土・日・祝日
料金:無料

この夏は埋文センターにぜひおいで下さい!!

L-1区の瓦の実測を行っています。
ちいさな破片もひとつひとつ正確に記録していきますので、とても根気のいる作業です。

記録が終わった瓦から取り上げます。
画像のような軒丸瓦も数点出土しています。

一段目の記録と取り上げが終わりました。
下にはまだまだ大量の瓦がありました。

6区のSX6にサブトレンチを入れて、堆積状況を確認しています。

4、5区での遺構検出作業です。釘で遺構のラインを引き、
炭酸カルシウムを水で溶いたもので線を引きます。

奥の4区は建物の基礎でほとんど削平されていましたが、
手前の5区には、江戸時代と考えられるものから近現代の可能性がある物まで
たくさんの遺構が重複しています。

先週の大雨の影響で調査区の壁が崩れてしまったため、復旧作業に追われました。

A区にまたがる水路も増水すると調査区内で侵入してしまうため、
砂を詰めた土嚢でしっかり土止めをしました。

復旧し終えたA区北壁の土層断面写真を撮影し、断面図を作成しました。

4区の作業風景:遺構検出のため地山までの掘り下げを行っています。
木の根がじゃましてなかなかはかどりません。

調査4区の斜面に点在する切り株は調査の妨げになることから、
抜根チームを組んで一つ一つ時間をかけて取り除いていきます。

尾根の頂部に並ぶ大型土坑(どこう)。
東側には住居跡もありそうです。

切り株除去の際に根の周りを掘り下げたら大きな土器の破片がまとまって出ていきました。
縄文中期中ごろの典型的な土器ばかりです。

今週の調査で見つかった石器です。
石匙(いしさじ)や石箆(いしべら)、磨石(すりいし)や凹石(くぼみいし)など、
一通りの道具が揃っていたようです。

清水遺跡7次の竪穴住居から出土した甕(かめ)の周囲をきれいにしています。

きれいになりました。
間近で見ると大きくて迫力があります。

竪穴から見つかったかまど跡と思われる遺構です。

6区の砂層にサブトレンチを入れて、
堆積状況や遺物の出土を確認することにしました。

一番上の層からは、9世紀頃の土器片が見つかりました。

9、10日は台風に伴う大雨が山形県内で降りましたが、
遺跡は水はけが良い地盤なので、大して雨水がたまることはありませんでした。

A区、先週末の雨のため表面に流れ込んできた土砂を、ジョレンで剥ぎ取っています。

B区、週末に予想される台風に備えて、周囲に溝を掘っています。

豪雨のため屋内での作業。
以前A区で掘り出した板碑を洗浄しています。

豪雨翌日のA区の状況。
冠水したため排水作業が大変です。

霞城学園高校生涯学習講座の受講生の皆さんが、山形城三の丸跡14次の発掘現場見学に来て下さいました。
井戸跡と思われる場所から大量の割れ瓦が見つかりました。
こういったものも写真だけでなく、欠片の一つひとつがわかるように、きちんと図化して記録します。
国道112号の拡幅工事に伴う発掘は、今年で4年目になります。
これまでの発掘の成果も見ていただきました。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research