6区の性格不明遺構を掘り下げました。かなり深いです。
大きな石も埋められていました。
ようやく掘りあげて、断面を記録します。
おそらく江戸時代の井戸で、
駐車場造成時に上部が基礎工事で掘り込まれたようです。
6区の性格不明遺構を掘り下げました。かなり深いです。
大きな石も埋められていました。
ようやく掘りあげて、断面を記録します。
おそらく江戸時代の井戸で、
駐車場造成時に上部が基礎工事で掘り込まれたようです。
2区の地表面を薄く削って、竪穴住居などの遺構があるかを調べました。
2区は、遺構があまりなかったようです。
3区の南斜面では、土器片や石器などがたくさん出土しています。
今後、調査が進めば、よりたくさんの遺物が出土することが予想されます。
2区の面整理の際に出土した、ミニチュア土器です。
底に4つの足が付いており、まるで「バスタブ」のような形をした小さな土器です。
何に使われたのでしょうか?
今回の調査ではじめて発見された矢じりです。
矢じりは、縄文時代に一般的な石器ですが、羽黒神社西遺跡では数が少なく、
いまのところ「失敗品」を含めて3つ程度しかありません。
先週HPでご紹介した、天目茶碗が出土した土坑をさらに掘り下げると、
このように遺物が集中して出土しました。
上の写真と同じ土坑からは、さらに別の遺物が集中して出土しました。
J-1区の全景写真です。
来週からは別の調査区の調査が始まる予定です。
平成26年度の県内各市町村の文化財担当者による研修会が当センターを会場に行われました。
午前中の座学では、県職員による発掘に関する事務手続きの詳細や、
センター職員による災害復興支援発掘調査の報告等が行われました。
整理作業の見学では、土器の復元作業や遺物の実測の様子を見ていただきました。
細かくて地道な作業に驚かれる方が多かったようです。
今回の研修の最後は、デジタルカメラによる、遺物の撮影について。
立派なスタジオや器材がなくても、
工夫次第で報告書の記載に耐える良い写真が撮れることを学んでいただきました。
今年も大人気のイベント『遺跡を掘ってみよう!』を開催します。
遺跡を掘って、一日考古学者に挑戦しませんか?
今年は縄文時代の遺跡で発掘体験です。
≪チラシPDF≫
日時:平成26年8月10日(日) 午後1時~4時
対象:どなたでも(小学校3年生以下は保護者同伴)
定員:30名 ※応募多数の場合は抽選となります
参加費:無料
場所:羽黒神社西遺跡(山形県村山市大字名取字清水) 地図
持ち物:帽子・タオル・軍手・長靴・汚れてもよい服装・飲み物
申し込み方法:参加者全員の【講座名・氏名・年齢・郵便番号・住所・電話番号】を明記し
ハガキ・FAX・メールのいずれかでお申し込みください
締め切り:7月23日(水)必着 ※お申込みいただいた方には、後日詳細をご連絡いたします。
問い合わせ・申し込み先
公益財団法人 山形県埋蔵文化財センター
担当 総務課企画情報室
〒999-3246 山形県上山市中山字壁屋敷5608番地
TEL:023-672-5301 FAX:023-672-5586
mail:yac@yamagatamaibun.or.jp
平成26年度に山形県埋蔵文化財センターが 開催するイベントをまとめたカレンダーが出来ました。 今年も1年を通して体験型の考古学講座や まいぶん祭り、遺物の展示会など 様々なイベントを行う予定です。 ≪イベントカレンダーPDF≫ 今年も皆様ぜひ足をお運びください。 お問い合わせ先 〒999-3246 山形県上山市中山字壁屋敷5608番地 公益財団法人 山形県埋蔵文化財センター 総務課企画情報室 TEL:023-672-5301㈹ FAX:023-672-5586 E‐mail:yac@yamagatamaibun.or.jp
J2区の遺構精査がほぼ完了し、全景写真撮影に向けて調査区内の整備作業です。
東端は上下水道管があるため、掘り残してあります。
市街地の発掘調査は、非常に気を使います。
J1区西部を南北に横切る溝(河川?)跡は、
4箇所をトレンチ掘り(幅1m程度の範囲を掘る)し、断面を観察しました。
深さは最深部で約70cm、第1層(一番上の層)の底には炭が堆積しているのが確認できます。
その溝(河川?)跡近くの土坑(どこう=穴)からは、
茶器として珍重された天目(てんもく)茶碗が出土しました。
竹串で周囲の土を少しずつ取り除き、慎重に取り上げます。
先日このHPで紹介した瀬戸美濃の折縁皿も、
出土地点・出土状況を記録したうえで取り上げました。
皿の内面もほとんど無傷の綺麗な状態です。
大量の石が含まれているので、遺構検出が大変です。
6区北半分の遺構検出状況です。
砂礫の地山にところどころ黒ずんでいるのが遺構です。
右側の大きな黒ずみは、上部が旧大沼パーキングの基礎で削平されていますが、
期待できそうな土の具合です。
来週から遺構の掘り下げをします。
最初に調査を開始したA区の状況です。
除去した土砂をキャリアダンプを利用して運び出しています。
先週、重機で表土を除去したB区の状況です。壁を丁寧に削っていきます。
B区の南側です。こちらも重機で表土を削っていきます。
古い送水パイプを除去しているところです。
タワーをたて、写真を撮る準備をします。
タワーの上から遺構を検出した箇所を撮影しました。