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清水遺跡(3)(8月8日~8月19日)


カマド跡を掘り下げているところです。中から土師器(はじき)が出てきました。


この週は東側にある住居跡の一つを完掘しました。
測量機器(トータルステーション)を使って図面を作成しています。


8月18日には、駒籠楯跡調査検討委員会、大石田町教育委員会、
山形県文化財保護推進課の方々が視察に見えられました。


お知らせ:ビィーちゃんと昔の食器を見てみよう!

山形県埋蔵文化財センターでは、「ビィーちゃんと昔の食器を見てみよう!」
という展示会を開催しています。

連日の猛暑の中、多くの皆様にご来場をいただいております。
展示だけではなく、石器を使ってものを切ったり、
本物の土器に触れる体験などもあります。

開催期間中に、ぜひ一度お越しください。

期間:平成23年7月25日(月)~8月25日(木)
時間:9時~16時
休館日:土曜日・日曜日
場所:(財) 山形県埋蔵文化財センター
(上山市弁天二丁目15-1)
地図を表示する


清水遺跡(1)2次(8月8日~8月11日)


今週は35℃を越える猛暑の中での作業になりました。
黒ボク層の上面で検出した遺構を精査した後、
さらに慎重に掘り下げていきます。


9世紀代の竪穴住居跡(たてあなじゅうきょあと)です。
白色の土は10世紀初めに噴火して積った火山灰と思われます。


別の住居跡からは、土器がひっくり返った状態で出土しました。


八反遺跡(8月8日~8月9日)


河川跡のトレンチ調査もようやく一段落です。
土の堆積の様子から、4つの時期の川が重なっていることがわかりました。


中断していた遺構の掘り下げを再開しました。
土の色の違いを見分けながら慎重に掘り下げていきます。


河川跡の土層断面を写真撮影しています。


森の原遺跡2次(8月1日~8月5日)


あまり遺構・遺物の確認できなかった調査区南東部ですが、掘り下げてみると、
たくさんの土器片の散らばりが確認できました。どれも縄文時代のもののようです。


南東部から出土した矢じり(石ぞく)です。きれいな赤褐色をしています。
長さ2cmほどの小型のものです。


出土した遺物は、測量機器を使って場所や標高を
図面や調査カードに記録していきます。


清水遺跡(4)(8月1日~8月5日)


遺構検出を行っているときに見つかった石器です。
今後の調査に期待がふくらみます。


タワーを建てて、遺跡の全景写真を撮影しました。
この日は、猛暑の中での作業になりました。


山の斜面にある窯跡の検出作業を行っています。
奥の山の向うには、清水遺跡(1)が望めます。