
河川跡の土層断面図を作成しています。
今週は記録作業に重点を置いて作業しました。

奥では河川跡の拡幅をすすめ、
手前では土層の特徴と堆積状況を観察して記録しています。

河川跡には十和田火山のものとみられる
灰白色の火山灰が厚く堆積しています。

河川跡の各層からサンプルを採集しました。
調査終了後に、理化学分析を行う予定です。

竪穴住居跡が見つかった
調査区の北西部分で拡張作業を行いました。

住居跡を掘り下げると、いろいろなものが出てきます。
写真はカマドから土師器の甕や坏がまとまって出土した状況です。

また、別の住居跡からは鉄製の刀子(とうす)が出土しました。

遺構精査がすすむと、その都度記録作業も大忙しです!

先日ようやく表土を除去した調査区です。
竪穴住居跡と溝跡、柱穴が検出されました。

手前が西谷地b遺跡、奥が馳上遺跡の調査区です。
道路をはさんで隣どうしなので、ときどき遺跡の情報交換を行います。

溝跡から一個体に復元できそうな土器が出土しました。

空中撮影用のラジコンヘリです。
15~18区の完掘状況の写真を撮影しました。

15区(写真奥)・16区(写真手前)の完掘状況写真です。
15区(写真奥)の東側からは河川跡、
16区(手前)の西側からは竪穴住居跡・掘立柱建物跡などが検出されました。

14区第2期の遺構検出をしています。
検出した遺構には石灰を水で溶いて線を引いていきます。
竪穴住居跡・溝跡・河川跡などが見つかっています。

溝跡から墨書土器が出土しました。
これまで出土した「縄」の文字の他、「矢田」と書かれた土器も出土しました。

溝跡から土器が出土した様子です。
溝の底には数センチ大の石が敷き詰められていました。
石敷きの上から多量の土器が出土しています。

10月24日、現地で調査説明会を開催しました。
考古学ファンや地元の方、
80人以上の方々に調査の様子を見ていただきました。

重機で表土を除去していると、溝状の遺構が検出されました。
重機による表土の除去が終わったら、
今後は、地表面の整理や精査が始まります。

調査区を一周する排水溝を掘りました。
森の原遺跡は粘土質で、水はけがよくないため、
排水溝を作り、雨水や湧き出た水を逃がします。

測量機械を使って、調査区を格子状に地区割りしています。
地表面を一辺4mの正方形で区分し、
その頂点の位置に測量びょうを誤差1mm以内の精度で打ち込みます。

検出された遺構の輪郭を線引きしています。

遺構に番号を付けています。
園芸ラベルを利用して、遺構の種類と番号を標識します。

先週に引き続き溝跡の精査作業を行いました。
竹串のラインを目印に地層ごとに掘り下げていきます。

北側で検出した土坑は深いものもあり、腹ばいになって掘り下げています。

調査も終盤にはいり、平面図の記録作業も忙しくなってきました。
いくつかのペアで並行して図面をとっていきます。

今週も遺構の掘り下げを行っています。
比較的大きな土坑を慎重に掘っています。

倒木の痕跡です。
調査区内ではこのような倒木痕が複数発見されています。
土器片が出土しているものもあります。

遺構平面図を作成しています。
遺構の掘り下げがほぼ終わり、平面図などの記録作業が多くなってきました。

調査区の北西側で検出された掘立柱建物跡の精査作業を行っています。
精査の結果、柱痕が確認されたものもありました。

測量機械(トータルステーション)で遺構の平面記録を作成しています。
記録作業も発掘調査の中で重要な仕事です。

これは調査区の中央部にある河川跡で出土した縄文土器です。
口縁部がしっかりと残っています。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research