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天王遺跡第2次(6月25日~6月29日)

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今週も円形の周溝の調査を続行しています。果樹園だった調査区には木の根がたくさん残っていて、遺構を壊さないように丁寧にはさみなどで切りながら掘りさげをしています。

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河川跡上層から出土した凝灰岩製の中世の板碑です。前年度にも出土したものと同じタイプのものと思われます。


天矢場遺跡(6月25日~6月29日)

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柱穴の掘り下げ中に、ところどころでこのような土器の破片が出土しています。

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梅雨時期なので、掘り下げ範囲をあまり広げず、狭い範囲を集中して掘り下げするようにしています。雨が降ったときに、迅速な対応がやり易いからです。

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B区で見たような、陥穴に似た形状の土坑がA区でも見つかっています。遺物等が出土していないため、詳細は不明です。


堤屋敷遺跡第2次(6月25日~6月29日)

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2区の北半部で確認された掘立柱建物です。2間×3間の母屋に、庇(ひさし)が1面つく建物のようです。

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土層を観察するために設定したベルトの掘り下げ作業を行いました。

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前の写真の作業で出土した漆器の皿(RW12)です。底の部分に「米」という文字が刻まれています。


行司免遺跡第4次(6月25日~6月29日)

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行司免遺跡ではいたる所で炭や土器が集中しています。現在、これらの集中箇所を掘り下げて調査を行っています。

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先週もお伝えした箇所です。調査を進めると、ぼんやりと黒い土が、やや四角くまとまってきました。

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行司免遺跡の溝は奈良・平安時代のものよりも新しいものもあります。このかんざしも新しい時期の溝から出てきました。