「2006(H18)年度」カテゴリーアーカイブ

興屋川原遺跡第3次(7月24日〜7月28日)


柱を埋めるために掘った穴に埋め戻された土の様子を記録しています。土色計という機械を使って、色を調べ、土質、含有物などを紙とデジタルデータで記録していきます。今週末までに150基ほどの記録が終わりました。


E区東部の柱穴密集地では直径20〜25cmの小さな柱穴が200基以上見つかりました。中には柱根が伴うものもあります。今までのところ、掘立柱建物として把握可能なものは見つかっていません。


天王遺跡(7月24日〜7月28日)


以前お伝えしたときには半分だけ見えていた円形の板です。割れた部分は桜の皮でつながれていました。


木が風で倒れたときにできる痕跡が見つかりました。地山の黄色い土の下に黒い土が斜めに入り込んでいるの特徴です。昔から風の強い場所だったことがわかります。


玉作遺跡第2次(7月24日〜7月28日)


晴れ間をみての作業の様子。今週も天候がよくなく、晴れ間をみながら調査をする一週間でした。雨で調査区が水浸しになってしまうため、改めて排水溝を掘るなどの作業ばかりで調査が進展しませんでした。早く梅雨が明けて本格的に調査をしたいです。


檜原遺跡第2次(7月24日〜7月28日)

A区の調査が終了しました。器材を撤収し、B区へと移動します。


B区の調査を本格的に開始しました。遺構検出と同時に調査区内にある果樹の根を除去しています。遺跡をなるべく傷つけないよう細心の注意を払います。


遺跡に珍客。畜産所から脱走した牛が現場へやってきました。この後、飼育員による大捕物がありましたが、幸い無事に済みました。ただ現場には必死な牛くんの深い足跡が残りました。


下叶水遺跡(7月18日〜7月21日)


先週に引き続き、沢跡の掘り下げ作業を行いました。今週前半は悪天候の日が続いたため、排水作業をしながら、晴れ間をうかがいつつの作業でした。


埋設土器(EU111)の内側の土を掘り上げた状態です。土器の周りには赤く焼けた土が広がっています。

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現場に集合した途端、激しい雨が降ることも。そんな時は、屋内で遺物の洗浄作業です。溶けてしまいそうな軟らかい土器もあるので、神経を使う作業です。


興屋川原遺跡第3次(7月18日〜7月21日)


昨年からの継続調査となっていたE区西部の柱根を伴う掘立柱建物2棟(SB350、
351)の完掘状況です。


E区東部で検出した柱穴群の精査に入りました。アタリが明確なものと、柱根を伴うもの
もありますが、掘り方の大きさが径20〜25cmの小さなものが多く、組み合わせもわかっ
ていません。この範囲内で100基ほどの柱穴が確認されています。


矢馳A遺跡第3次(7月18日〜7月21日)


A区RP31 須恵器の底裏に文字が刻まれていました。


B区 竪穴住居跡と思われる遺構の出土状況です。


C区縦組み木枠井戸 井戸の出土状況です。くり抜いた木を使っている部分(手前)と、細かい板を組み合わせている部分(奥)で構成されています。細かい板を組み合わせている部分には横木が渡されています。


C区横組み木枠井戸 井戸を約30センチ掘り下げると、中から木組みが検出されました。