井戸枠と考えられる木製の曲げ物の出土状況です。
ラジコンのヘリコプターを使って、調査区全体の空中写真撮影を行いました。
7月24日に上大作裏遺跡の発掘調査説明会を実施しました。
調査終了後の調査区の全景です。今後は国道113号バイパスの工事が進められます。
表土除去と粗面整理が終了しました。F区では、溝跡や土坑そして、縄文時代の竪穴住居と思われる遺構があります。
調査区中央を横断する川跡(SD1)を掘り上げた状況です。中央の土層の断面では粘土層と砂層が交互に堆積しており、平安時代以降自然に埋まったと考えられます。
古墳時代上面の調査も終盤を迎え、調査区の北側の遺構を調査していますが、遺構の形状がわかりにくく、苦労しています。写真では四角形の黒いシミが見られますが、竪穴住居跡の可能性があり、慎重に調査を進めています。
4区内の抜根作業の様子です。地面を壊さないために人力による作業です。無数に枝分かれしている根っこの切断と、暑さに作業員さんは悪戦苦闘しています。
4区から出土した内耳土鍋の破片です。内側に耳の様な取手がついている鍋で、米沢市周辺で多く確認されています。
771号河川跡を掘っているところです。皆、同じ厚さで少しずつ掘っていきます。
76号土坑から出土した須恵器の坏です。形や色合いから、すべて同一個体の破片と考えられます。
A区遺構検出状況。A区では平安時代の溝跡や柱穴が検出されました。
A区遺構配置図作成作業。平板で遺構を測量をして配置図を作成します。
C区遺構ライン引き。石灰を水で溶かしたもので遺構のラインを引きます。
C区ST2001竪穴住居跡。古墳時代の竪穴住居跡が1棟検出されました。
土色が変化している箇所の掘り下げを行っています。どういった遺構なのかこれから調べていきます。
平面図を作成している様子です。遺構の位置や形を図面に落としていきます。
炭や遺物が集中した箇所を下げたところ、丸い穴が出てきました。楕円形の石や土器が見られます。このような穴は、もう一箇所あります。
1枚目とは別の炭が集中する穴のアップです。この遺構の上は炭混じりの黒土であって、木の形が分かるほどの大きさではありませんでした。
この小さな穴もまた先の写真と同様の地区から検出されました。この種の丸い穴は何箇所も出ており、たいてい土器のかけらが混じっています。
D区の下段の平場の遺構がほぼ掘り上がりました。柱穴と考えられる遺構が多く見つかっています。
慈恩寺の北東にある箕輪という集落に続く道です。「箕輪道(みのわみち)」と呼ばれています。
調査事務所から調査区まではこの道を数分かけて歩いていきます。
今回の調査原因となった農道は、この箕輪道にほぼ沿った形で建設されます。
小礫が混じった穴の中央部に黒い正方形が確認できます。これは井戸の跡と考えられます。
井戸跡を掘り下げると、中世の甕のかけらや石などが出土しました。
平安時代の須恵器の坏です。全体の形が、ほぼ確認できる状況で出土しました。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research