「2010(H22)年度」カテゴリーアーカイブ

東熊野苗畑遺跡(7月5日~7月9日)


B区のトレンチ(T4)の壁から遺物が出土したので、
北西側を手掘りで拡張しました。


拡張した部分(約1m×10m)からは、土器片などの遺物が多数見つかりました。
どの層にあったかわかるようにしてあります。


拡張部の覆土から出土した遺物です。
土師器や須恵器がほとんどのようです。


間もなく始まる本調査を前に、トレンチの配置図を平板測量で作成しています。


清水遺跡(2)(7月5日~7月9日)


2台の重機で表土はぎを開始。重機ではいだ後は、
作業員の皆さんが便利クワで面をきれいにします。


広い調査区を一列になってクワで面を削ります。
「発掘は思っていたよりずっと重労働だねぇ~」と、重機のオペレーターさんも感心。


住居跡と思われる遺構から土師器の杯が出土しました。
作業員の皆さんたちにも励みになりますね。引き続き、検出がんばります!


清水遺跡(1)(7月5日~7月9日)


調査区を南北に縦断する溝が見つかりました。
土師器や須恵器など平安時代の土器が出土しています。


溝の上流側では竪穴住居跡が見つかりました。
後世のゴミ穴等に壊されている部分がありますが、カマド周辺はよく残っているようです。


斜面部分の表土を除去しています。
この地点では遺構・遺物は余り多くありません。


田向遺跡(7月5日~7月9日)


B区の測量(実測)を行いました。
写真は、調査区に地区割りを設定し、
真上から見た遺構の配置図の実測を行っているところです。


面積が広いA区では、便利クワを用いて面整理を行っています。
手前の土に見える楕円形状のものは、まだ精査は行っていませんが、
倒木痕と考えています。


鎌倉上遺跡(7月5日~7月9日)


今週もあまり天気に恵まれない日が続きました。
雨が降るたびに排水作業に時間を費やさなければなりません。


そんな中、今週は調査区の東側を中心に調査を行いました。
ここでは、表土除去の段階から、土師器の甕や壺の破片が多く出土しています。
傷つけないよう慎重に、遺物の縁を探っていきます。


写真は小型の壺(つぼ)の出土状況になります。
破片がまとまっているので、元の形がはっきりとわかります。