竪穴住居跡内で確認された柱です。
住居を支えるため、床面から約70cm下まで柱を打ち込んでいます。
住居跡内から石製の紡錘車(ぼうすいしゃ)が出土しました。
布をおる時などに使われる糸に、よりをかけるために使われたものです。
直径4cm程で、平たい円形をしています。
中央には穴が開いており、これに棒状の軸を差し込んで使います。
今週をもって、鎌倉上遺跡の発掘調査は無事終了しました。
ご協力・ご尽力いただいた皆様ありがとうございました。
先週に引き続き、地表面をきれいに削って平坦にしています。
少しずつ削ることを何度も繰り返して、丁寧に作業を進めています。
調査区の壁面で土層の断面を調べています。
土の堆積状況をよく観察し、土層ごとに分けて線を引きます。
土器片が出土しました。
10月4日から、村山市土生田地区にある森の原遺跡の発掘調査が始まりました。
写真は、調査範囲の設定を行うため、基準となる杭の位置を確認しているところです。
発掘調査開始が急に決まったこともあり、
まだ調査事務所や器材庫が完成していません。
そのため、昼食は外でブルーシートを広げてとっています。
ピクニックのような気分です。
重機を使って表土を除去しているところです。
限られた期間の中で、今後どのような遺構や遺物が検出されるか楽しみです。
今週は北側で検出された溝跡の精査作業を行いました。
土層を観察するために部分的に掘り下げていきます。
溝跡からは縄文土器等の遺物が出土しました。
記録を取るために遺物を残しながら掘っていきます。
調査区からは葉山が一望できます。
葉山に見守られながら、調査もいよいよ終盤に差し掛かってきました。
今週から北原4遺跡に戻り、遺構の精査を再開しました。
土の堆積を記録しています。
記録後、この遺構を完掘します。
今週も北原2遺跡の南端部のトレンチ調査を行いました。
このトレンチ調査によって、北原2遺跡南端部の遺構・遺物が広がる範囲を確認しました。
Bトレンチで出土した多くの植物遺存体(流木)について、
それぞれの樹種を調べるために、一部分を切り、サンプリングを行いました。
調査区南側の河川跡の一部分を掘り下げました。
河川跡の堆積層を検討したところ、河川が埋没し湿地帯になったときに、
灰白色火山灰が降り積もったことが判りました。
Bトレンチでは、植物遺存体のサンプリングを行ったのちに、
さらに掘り下げを行いました。
Bトレンチの河川跡岸部付近では、縄文時代中期の土器が出土しました。
土器は上流部から流されてきたと考えられますが、
おそらく、縄文時代の生活の痕跡が、この河川跡の近くにあったと思われます。
Cトレンチの堆積層を調べるために、壁沿いを深く掘り下げました。
河川跡の下には、より古い時代の、植物遺存体を多く含む黒褐色粘土層が現れました。
河川が流れる以前には、湿地帯があったと考えられます。
今週は、A区の遺構検出が終わり、写真撮影を行いました。
A区では、建物の柱跡や、竪穴住居跡などが見つかっています。
B区では、遺構の掘り下げも始まりました。
今後、遺構の記録・調査を進めていきます。
火山灰が堆積している溝跡を最下層まで掘り下げました。
大小の石とともに多くの土器が出土しています。
上の写真の拡大写真です。
完形に近い須恵器が多く出土しました。
現在の調査区の南側に調査区を拡張しました。
溝跡が見つかっています。
遺跡内を通る工事用道路の移設が完了しました。
今まで使用していた工事用道路を撤去し、
その下の表土を除去しています。
新たに表土を除去したところから竪穴住居跡が検出されました。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research