「村山地方」カテゴリーアーカイブ

八反遺跡2次(8月27日~31日)


B区第2面の面整理作業を行っています。
ジョレンを使って遺構を見やすくします。


B区第2面の遺構検出状況です。
土坑、溝跡を中心に数多くの遺構が見られました。


中央部には土壇状の大型遺構が検出されました。
多くの列石、集石から成っています。
また、周辺からは古銭、刀子などの鉄製品、中世の陶磁器が見つかりました。


山形城三の丸跡11次(8月27日~31日)


C-2区で見つかった2つめの井戸跡です。
底までの深さは2mを超えました。石組みが見事です。


D-2区の調査も完了に近づきました。
3棟見つかった竪穴住居跡の中でも、調査区中央部の住居跡からは、
土器片などの遺物が多く出土しました。


その住居跡北東部(前の写真左下)の土坑から出土した土師器の杯です。
ほぼ完全な形をとどめており、内側が黒くなっているのがわかります。


D-1区に隣接するD-2区東部にある直径約1mの大きな柱穴跡には、
全て直径約50cmの礎石が入っていました。
南北方向に4つずつ、2列見えています。大型の建物があったのでしょうか。


森の原遺跡3次(8月16日~24日)


玉髄(ぎょくずい)というガラス質の石で作られた矢じりが出てきました。


赤い串を立てたところが、杭を立てた跡とです。
杭は、湿地に沿って、列をなして立てられていました。


半径が2m近い大きな穴が見つかりました。鍋底のような形をしています。
いったい何に使われた穴なのでしょうか?


南側は現在の調査面よりも下に、遺構が残されている可能性があったので、
さらに掘り下げました。


蝉田遺跡(8月20日~24日)


横に並んで、遺構検出を続けています。
約8m幅の河川跡が2条、調査区東側で合流している様子が確認されました。


トータルステーションという機を使って、図面を作成しています。
これまで見つかった遺構の形や大きさ、場所などの情報(遺構配置図)を図化しています。


八反遺跡2次(8月20日~24日)


お盆が明け、まだまだ暑い日が続いていますが、今週から作業を再開しました。
B区上層の調査が終了したので、その部分の土を除去し、下層の調査へ備えます。


A区にある土坑の底の方から、木製品である曲物の一部が見つかりました。
きれいな円形をしています。
ふたの部分なのか、底の部分なのか、取り上げるのが楽しみです。


A区の他の土坑からは欠けた所のない、きれいな勾玉(まがたま)が見つかりました。
当時この勾玉をつくった人は、どのような思いをこめたのでしょうか。


蔵増宮田遺跡(8月20日~24日)


お盆休みが明けた現場の遺構は、所々浸水していました。
排水作業をしてから調査に取り掛かります。


今週は、川跡(SG02)から次々と出土する木製品の写真撮影に追われました。
脆くなっている木製品を傷つけない様に注意しながら、撮影前の清掃を行います。


川跡(SG02)から出土した流木の全景写真です。