
表土除去の後におこなわれる「面整理」と呼ばれる工程です。便利クワという道具を使って、地面を平らに薄く削り、建物の柱穴など当時の生活の痕跡を探っていきます。

調査区北端では、赤線の範囲で遺物が数点確認されました。今後の調査でどのような結果が出るか楽しみです。

遺跡や出土した遺物の位置を正確に記録するため、基準となる杭を10m四方に打っているところです。

溝状の調査区(トレンチ)に沿ってアルミタワーを移動させながら、デジタルカメラで平面を記録していきます。

赤い焼土が見つかったトレンチを広げて掘り下げました。四角い竪穴住居の隅の部分と考えられます。

今週は重機で表土を取り除く作業を行いました。これはその後、土の断面を削っている様子です。中間の黒い土が多く入っている層が、1次と2次で調査した奈良~平安時代、今回調査する古墳時代の層は一番下のやや濃い茶色の層です。

遺物がいくつか出土しはじめました。ほとんどが土の中にまだ埋まっているのでどんな土器なのかわかりませんが、取り上げるのが楽しみです

重機による表土除去と平行して、面整理が始まりました。

1回目の面整理をしたところ、おとし穴らしき遺構が数基見えてきました。

表土除去が終わり、基準点測量と調査区内への杭打ち作業も始まりました。

遺物が少ない上の寺遺跡ですが、この土坑からは遺物がまとまって出土しました。
慎重に掘り下げるよう調査員が指示しています。

縄文時代の石器が出土しました。同じ遺構からは縄文土器も出土しています。

発掘調査が5月12日から始まりました。まずは、発掘調査の拠点となる現場事務所の環境整備を行いました。

写真中央が下大曽根遺跡になります。調査区は南北に長く伸びており、面積が約6000㎡と広範囲です。遺跡からは、出羽富士とも呼ばれる鳥海山が青空に映えているのが見られました。

土色の変化や土質の違いに注意しながら、遺構の検出面まで、重機を使って表土を剥ぎ取ります。

調査区の全景です。これからいよいよ発掘調査に入ります。

重機が入る前に、調査区外周の試しの線掘りを行いました。奥の方に見えるのが真室川中学校です。

いよいよ調査区に重機が入りました。表土除去作業の開始です。

高瀬山遺跡は、最上川ふるさと総合公園のスケートパーク周辺にあります。

遺物や生活の跡が確認できる深さまで、機械を使って掘り下げていきます。公園の設備工事部分に沿うため、調査区は大部分が線掘り(トレンチ)です。

手掘りで掘り下げたC-4トレンチの斜面部分から、縄文土器や石器などのかけらが多数出土しました

今週から川前2遺跡の調査が始まりました。今年度で4回目の調査です。調査開始初日には月山が美しい姿を見せました。

重機で表土を取り除く前に、調査区の範囲を確定します。そのために作業員がスコップでその範囲に沿って溝を掘ります。
大変ですが重要な作業です。

遺構を図面にするために、高いところからデジタルカメラで撮影します。

測量会社に委託して、調査区の境界に杭を打っています。
この場所は高低差が大きく、今回の調査の難所の一つです。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research