山形県埋蔵文化財センターは上山市にありますが、
「どのような仕事をしているのか?」
「どんなところなのか?」など、
よくわからない県民の皆様がまだいらっしゃるかと思います。
そのため、まずセンターがある上山市の職員の皆様に
知っていただくために、研修会を行いました。

初めに当センター柏倉専務理事のあいさつがありました。

次に、上山市内にある遺跡についてスライドで説明しました。
上山城以外にも多くの遺跡があります。

最後に、遺跡から出土した土器の説明をしました。
実際に土器に触れながら、説明を聞いていただきました。
福島市にあるふれあい歴史館では、平成23年10月8日~12月19日まで、
「縄文人の祈りの世界-生命と送り-」という企画展を開催しており、
その展示会に、山形県舟形町にある西ノ前遺跡から出土した
国指定重要文化財の土偶のレプリカを貸し出しました。
開催期間中は3,000人以上の来場者があり、
福島県福島市から出土した「しゃがむ土偶」と一緒に
仲良く展示されていました。


福島市に貸し出していた西ノ前遺跡の土偶のレプリカが
12月21日当センターに返却されました。

3か月ぶりに展示ケースに戻ってきました。
福島市への出張お疲れ様でした。お帰りなさい。
平成23年度の調査説明会資料を掲載しました。
平成23年度調査説明会資料
ぜひ、ご覧ください
平成23年12月15日(木)、山形県埋蔵文化財センターでは、
上山市消防署の方を招いて、防災訓練を行いました。
当センターにある防災設備について講話の後、
屋内消火栓を使った訓練を行いました。


中庭に向けて放水訓練を行いました。
センターの消火班は男性職員で構成されていますが、
誰でも扱えるように、今回は女性職員が代表して放水しました。

消防署の方から合格という評価を頂きました。
実際の火災のときも、冷静に行動することが大切です。
平成23年12月11日(日)に
村山市総合文化複合施設 甑葉(しょうよう)プラザで
「平成23年度 発掘調査速報会」を開催しました。
当日は、約200名もの多くの方々にご来場いただきました。
配布資料(PDF 3.7MB)

今年度、発掘調査を行った遺跡のうち、
5遺跡の成果を発表する発掘調査速報会を行いました。

はじめに、当センター専務理事の挨拶がありました。

約200名の来場者が発掘調査を行った遺跡についての
報告に耳を傾けました。

各遺跡の出土品展示コーナーです。
間近に出土品を見ながら、説明を聞いています。

縄文土器が多数出土した押出遺跡の出土品展示コーナーです。

発掘調査も最終週を迎えました。
今まで調査したところの埋戻しをしています。

半年間使った器材を洗浄した後、
トラックに積みこんでいるところです。

最後に記念撮影をしました。
清水遺跡(3)の発掘作業員の皆さん、半年間お疲れ様でした。

最後の火葬遺構を完掘しました。
骨が集中していた中央部が凹んでいます。

下層の遺構面まで下げた範囲は、
シートで覆って来年度の調査に備えます。

山頂が隠れた甑岳(こしきだけ)を背に記念撮影をしました。
半年間お疲れ様でした。

山形聾学校の社会科・理科・生活科部会の方々が訪れました。
出土品を見ながら、各時代の特徴の説明を
聞いているところです。

火起こし体験では、火がつくと大きな歓声があがりました。

調査最終日は強い雨と風になりましたが、
センターへ帰るための器材運び出し作業を行いました。

雨の日も風の日も作業員の皆様には
一生懸命作業をしていただきました。
事故やけがもなく、無事に木の下館跡4次の
発掘調査を終えることができました。
水沢地区の方々をはじめ、
関係していただいた皆様、本当に有り難うございました。

この週は天気の悪い日が続き、調査区も積雪しました。
積もった雪をかき分けてから竪穴住居跡の調査を行いました。

調査区南側の検出面を掘り下げるために除雪をしています。

調査区南側の検出面を掘り下げている所です。
見えなかったピット(穴)がいくつか確認できました。

天気が悪いと暗くなるのも早くなります。
夕刻の暗い中でも図面作成を行います。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research