山形城三の丸跡11次(11月5日~9日)


E-1区の埋め戻し作業です。
土を積んだトラックが大活躍です。


E-2区の土の表面をジョレンできれいにしています。
左側に溝のような遺構が出ています。


A-3区南側で遺構を掘り下げています。
河川跡ということもあって、大きな石がごろごろ出てきます。


11月になると天気が安定せず、突然雨が降ったり、晴れになったりします。
カッパを着ての作業中に発見した虹です。


体験学習:東根市立第二中学校(10月27日)

10月27日に東根市立第二中学校の文化祭で文化体験講座として
埋文センターの体験学習を行いました。


青空のもと、勾玉作りをしました。
当時勾玉がどういったことに使用されていたのかなどの説明を行いました。


実際に勾玉をつくりはじめると、みんな真剣です。
自分のこだわりを上手に出そうと、手を真っ白にしながら作りました。


火起こし体験も行いました。
さすが中学生です。あっという間に火があちこちでついていました。


馳上遺跡4・5次・西谷地b遺跡3次(10月29日~11月2日)


今週は、C区の完掘状況の写真撮影を行いました。
C区では、竪穴住居跡が1棟(写真手前の掘り込み)、その他、柱穴や溝状の遺構が検出できました。


また、21区の遺構の掘り下げを進めました。
21区では、柱穴と溝跡、土坑が検出され、奈良・平安時代の土器片が出土しています。


蝉田遺跡(10月29日~11月2日)


SG6河川跡の調査は、土層確認ベルト部分のみとなりました。
まもなく完掘です。


SG6河川跡出土の須恵器です。壺のような形をしています。
体部下半に突起物が1個ついています。
杷手(とって)のようなものがついていたのでしょうか?


こちらもSG6河川跡から見つかった遺物です。桜の皮だと思われます。
皮を加工したもので、くるくると丸まった状態です。
おそらく、曲物(まげもの)をつくる材料として加工されたものだと考えられます。


山形城三の丸跡11次(10月29日~11月2日)


A-3区の河川跡は、2m×2mのトレンチを数か所設定して調査しています。
大きな石が多く、掘り下げるのがたいへんです。


E-1区でも、河川跡を調査しています。
こちらは、調査区南側と西側の壁に沿って、幅1mのトレンチを設定して掘り下げています。


E-1区では、古代から中世にかけての川の堆積の様子が、はっきり現れました。
詳細な断面図を作成して記録に残します。


お知らせ:蝉田遺跡の発掘調査説明会(11月11日)

11月11日(日)に蝉田遺跡の発掘調査説明会を行います。

今回の調査では奈良時代から平安時代の集落跡が確認され、
河川跡からは様々な木製品をはじめ、たくさんの遺物が出土しています。


河川跡の調査状況

ぜひ足をお運びください。

現地調査説明会案内(PDF

調査遺跡:蝉田遺跡
日時:平成24年11月11日(日) 13:30~
場所:村山市西郷(地図