
城北町での調査は最終盤です。
下層からあらわれた川跡を掘り下げ、平面図を作成します。

7月中旬で調査を終え、埋め戻しを行いました。
今後は大手町の調査区で調査を行います。

先週報告した井戸の続きです。
井戸枠より上層の断面を記録した後、土層観察用の畦も掘り下げました。

井戸枠の全体が現れ、作業員の皆さんも興味深々です。
詳細は来週お伝えします。

川跡から平安時代の坏が見つかりました。
これらの遺物から平安時代の河川跡と思われます。

週後半の雨で調査区内に大きな水たまりができました。
丁度河川跡の上に水がたまっており、当時の川の様子が偲ばれます。

雨の合間を縫って、事務所周辺の環境整備も行っています。

元立北遺跡の調査が大詰めを迎え、調査区の完掘全景写真を撮影しました。

調査区中央の竪穴住居は古墳時代の構築と考えられ、カマドや土坑・柱穴などが確認できました。
柱穴の一部には柱と思われる木製品が残存していました。

掘りあがった状態の遺構の平面図を作成し、調査を終了しました。

昨年発掘ができなかった調査区の清掃と遺構検出を行いました。
今年はどんな出会いがあるのか、楽しみです。

新しい調査区の表土を除去しています。
重機が入れない場所から遺物が多く出土しており、人力で掘る必要がでてきました。

表土除去が終わり、調査区の壁を清掃しました。
ようやく発掘現場らしくなってきました。

10区での遺構検出作業です。
丁寧に薄く土を削ると、埋められた黒褐色の土色変化を確認することが出来ます。

12区の遺構検出作業状況です。
昨年度の調査でも一部検出していたのですが、大きな掘り込みが重複しているようです。

11区の遺構検出状況です。
大きな比較的新しいL字状の掘り込みが見つかりました。
旧地権者の方のお話から、戦時中の防空壕と思われます。

検出面を掘り下げて下層の確認をおこないました。
砂の層の下に黒い土の層があり、この層から土器片が多く見つかりました。

下層から見つかった川跡を掘り下げています。
調査区北東から南西方向に向かっているこの川跡の上に、石組の遺構と大型土坑がありました。

遺構の掘り下げは4週目を終え、梅雨の合間を縫って順調に進んでいます。

北側の一角で井戸が見つかりました。
穴の中に縦板組の井戸枠が顔をのぞかせています。

窯の底には、直線的に割れた土器が敷き詰めてられており、排水溝として利用していたものと考えられます。

今まで性格不明だった遺構が、県内ではほとんど類例のない、地下式の須恵器窯であることがわかりました。

窯底からはたくさんの須恵器が出土しています。
2ヶ月間続いた調査も今週で終了です。
調査に携わった皆さんのご協力に感謝いたします。

1区の北東側を削り始めました。
土色の違いから、遺構を検出していきます。

小さなピットや溝跡などが見つかっています。

見つかった遺構は順次掘り下げていきます。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research