北向遺跡第3次(5月23日~27日)


今週から北向遺跡第3次調査が始まりました。発掘調査作業員として、遺跡のある地域の方々にも多く参加を頂いています。まずは事務手続き。一人ひとり書類を確認しています。


重機で表土を掘削した後ろから、人力でていねいに地面を削っていくと、古代の生活のあとが浮かび上がってきます。今回の調査では何が発見されるでしょうか。


出前授業:米沢市立東部小学校(5月24日)

出前授業3校目は、米沢駅の南に位置する
米沢市立東部小学校です。


3クラスを3回に分けて授業を行いました。みんな一生懸命勉強してくれたようで、質問もたくさんあがりました。


縄文服を着て、縄文人になりきります。ちょっとチクチクするようでしたが、最後はポーズをとってきめてくれました。


出前授業:天童市立高擶小学校(5月17日)

出前授業2校目は天童市立高擶小学校です。
ハッカの産地である歴史をもつ高擶地区、
小学校の花壇にもハッカが栽培されています。


弓矢体験では最初なれない様子でしたが、みんなで教え合い
最後には上手に動物たちを倒していました。


小学校近くの砂子田遺跡から出土したものを含む本物の縄文土器や石器をじっくり観察しました。


出前授業:山形市立村木沢小学校(5月13日)

令和4年度の出前授業がはじまりました。
今年度は県内17校にお邪魔します。
記念すべき第1校目は、山形市立村木沢小学校です。


まずは講話で縄文時代のお勉強です。
これから本格的に授業で始まる歴史の勉強、
少しでも歴史が好きになってくれるといいのですが…。


縄文体験では火起こし体験と弓矢体験を行いました。
みんな火起こしに熱中!
何としても火をつけるという気迫が感じられるほど頑張ってくれました。


令和3年度発掘遺物速報~山形城三の丸跡第22次~

山形城三の丸跡では古代から近現代の生活痕が確認されています。


古代の須恵器の坏(つき)です。表面は火をうけたせいか、荒れています。


須恵器の蓋のつまみ部分です。内側に「大」の文字が刻まれています。「大」の文字が刻まれた土器は以前の調査でも見つかっています。どんな意味を持つのでしょう?


今から約400年前山形城の三の丸として整備されましたが、その頃の陶磁器も出土しました。上は#唐津焼の皿、下は見込みに植物が描かれた伊万里焼の皿です。どちらも16世紀末から17世紀初頭のものです。


調査ではたくさんの瓦も出土しました。出土した軒丸瓦のほとんどは巴紋ですが、花のような文様の軒丸瓦も。元禄年間山形城の城主であった堀田家の家紋、竪木瓜(たてもっこう)です。