平成24年10月21日(日)に村山市で清水西遺跡の発掘調査説明会を行います。
調査では後期旧石器時代の磨製石斧やナイフ型石器などの石器群が、
まとまって出土しました。

出土した石刃
ぜひ足をお運びください。
現地説明会案内(PDF)
調査遺跡:清水西遺跡
日時:平成24年10月21日(日) 13:30
場所:村山市名取字清水西 (地図)

土層へのラベル貼りも佳境です。
どの層から出たかわかるように遺物を置いてあります。

北側斜面から出土した石刃です。
この傍にもラベルを貼っていきます。

北側斜面の遺物出土状況です。
かなりの数が出土しています。

SG6河川跡を引き続き、調査しています。
今週も、土器や木製品が見つかっています。
遺物がどのように出土したのか、図面や写真などで記録する作業も並行して進めています。

SG6河川跡から見つかった木製のさじです。
写真ではわかりづらいですが、(先端が)僅かへこみがあります

SG6河川跡から見つかった鳥形木製品です。
名前の通り、鳥(側面から見た姿)の形を表したものです(左側が頭、右側が尾)。

掘立柱(ほったてはしら)建物跡と考えられるピットの配置が確認されました。
直径60~70cmのピット(穴)が約1.8mの間隔で並んでいます。
これから掘り下げて、深さや堆積した土などを観察していきます。

今週は、これまでの県B・C区に加え、D区の調査も開始しました。
D区も、A・B区同様に南北に細長い調査区となっています。

D区の全景写真撮影後、検出された河川跡の掘り下げを行いました。
河川跡からの遺物の出土はまだ少数ですが、調査の進展に期待が持たれます。
平成24年9月30日(日)に山形県埋蔵文化財センター参観デーの
『埋文まつり2012 ~のぞいてみよう!昔からのメッセージ~』を開催しました。

「考古学体験」ではセンターでの整理作業を体験してもらいました。
土器の接合では苦戦しながら、土器を組み立てていました。

「れきし仮装写真館」では縄文や平安時代の格好で記念撮影を行いました。
本物の土器と一緒にいい笑顔です。

毎年大人気の「勾玉づくり」は今年も大盛況でした。
皆さん自分の勾玉に思いを込めて丁寧に作っていました。

「石器づくりの実演」です。
石のかたまりから、段々石器になっていく職人技に興味津々です。

「ビィーちゃんスタンプラリー」にはたくさんの人が参加してくれました。
迷いながら景品を選んでくれました。

先日国宝になった「縄文の女神」(レプリカ)を展示しました。
皆さん間近でじっくりと見ていただきました。

度々雨に降られながら、清掃をしました。
無事に完掘写真が撮れました。

関係者の方に調査成果を確認していただきました。

発掘調査を無事終了です。
作業員の皆さん、お疲れ様でした。

今週は主に、土器集中区の精査を行いました。

4日には、ラジコンヘリを使用した、遺跡の空中撮影を行いました。

竪穴建物の調査を続けています。
複数の建物が重なり合っているため慎重に掘り進めます。

竪穴建物を掘り下げた様子です。
柱穴や周溝(しゅうこう)と考えられる穴が見つかりました。

古墳時代の土器がまとまって出土しました。
胴部が丸い壺形の土器など出土しています。

B-2区の井戸跡です。
かなり深く掘り下げています。

A-1区の完堀状況です。
石組(井戸跡らしき場所)が2か所見られます。

B-3区のレべリングの作業風景です。
掘り下げた遺構に足を取られないように慎重に仕事しています。

県C区から、竪穴住居が検出され、その状況の写真撮影を行いました。
調査区の外にも範囲が広がる、完全な姿で検出することはできませんが、
カマドや煙道が確認でき、土器も集中して出土しています。
今後は、さらに掘り下げを進め、土器の形態等をもとに、住居の年代や性格を推測していきます。

秋空の下、先週に引き続き、川跡の掘り下げを進めました。
川跡は、調査期間の制約上、調査区内のすべての場所を掘り下げることは難しいため、
調査区内の複数の場所にトレンチを設定し、断面の撮影や図化を進めていきます。