今週は、現場や事務所の後片付けを行いました。
遺跡から出てきた遺物をトラックに積み込こんでいます。4回に亘る行司免遺跡の調査も今回で終了です。これからは、センターで整理作業を行います。
センターの仕事を皆さんに知っていただくイベントを開催します。
考古学や遺跡の発掘に興味のある方、ぜひご来場ください。
今年度発掘調査した遺跡の報告会も9日に開催します。
みんなで体験!考古学ひろば
– 平成19年度山形県埋蔵文化財発掘調査報告会 –
■日時
平成19年12月8日(土)12:00〜16:30
平成19年12月9日(日)9:30〜15:30
■会場
山形国際交流プラザ ビッグウイング
山形市平久保100
電話023-635-3100
■内容
○考古学ひろば (8日,9日)
・発掘の道具あれこれ
・整理のいろんな道具
・文化財保存科学の不思議
・体験ひろば
○発掘調査報告会 9日(日)
・午前の部 10時〜11時30分
・午後の部 1時30分〜3時
午前・午後同じ内容で開催します。
○報告内容
・平成19年度発掘調査の概要
・岩崎遺跡(鶴岡市)
・川内袋遺跡(鶴岡市)
・上の寺遺跡(寒河江市)
・埋文センターの仕事紹介
・川前2遺跡(山形市・中山町)
・天王遺跡(南陽市)
・堤屋敷遺跡(米沢市)
チラシはこちらからダウンロードできます。(PDF 2.2MB)
中川地区公民館へ出前授業に出かけました。縄文土器についてクイズを出しながら説明をしました。
火起こし体験。低学年の児童も一生懸命に取り組みました。
家族そろって勾玉作り。
ピカピカに磨いて宝石のようにするんだ!
作谷沢小・中学校の文化祭行事で勾玉作りを行いました。
勾玉についての講話と作り方の説明です。
紙やすりでどんどん削ります。小学1年生の児童も頑張っています。
きれいな勾玉に仕上がったかな?
三泉小学校では、今年度2度目の出前授業です。
勾玉についての講話、作り方の説明をしています。
下書きした石を粗い紙やすりを使って、荒削りします。
出来上がった勾玉を首に飾り、みんなで記念撮影。
前期調査区がすでに埋め戻されているため、写真で遺跡の概要を説明しました。
井戸跡・掘立柱建物跡・畝状遺構等を実際に見ていただきました。寒い中おいで頂いた皆様に感謝を申し上げます。
大溝跡(SD205)から出土した遺物の取上げ作業の様子です。
大溝跡の東側と西側の底面から、木の杭列が確認されました。溝跡の伸びる方向に対して横に杭が並んでおり、どちらも溝が大きく曲がる地点に位置しています。
大溝跡から出土した箱状の木製品です。埋まった土の重さで押し潰れ、何枚も板材が重なった状態で出土しました。四隅には釘跡が確認できます。
上面の板材を取上げた状態です。丸い穴があり、穴の縁の部分は火を受けたためか黒く焦げています。
今週は岩崎遺跡の空撮です。天候がずっと雨がちだったので、遺跡の中の掃除が大変です。
空撮はラジコンのヘリコプターを使って撮影します。
空から見た調査区です。
平面図を作成しています。
A区西側の掘り下げを行っています。A区東側と同様に多くの土器や石器が出土しています。
調査も終盤です。通路になっていて調査できない部分を最後に掘っています。土器が逆さまになった状態で出土しました。
墨書土器です。「作」の字が確認できます。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research