矢馳A遺跡第4次(5月28日~6月1日)

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《E区遺構精査》
溝跡やピットの遺構精査を行っています。全てを掘りきらずに、溝にはベルトを残し、ピットは半裁します。この後、土層断面の記録作業を行います。

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《E区記録作業》
遺構の土層断面の記録は、まず最初に遺構の断面に鎌をかけてきれいにし、記録写真を撮ります。次に、土の堆積を実測して、断面図を作成します。最後に土壌の性質や特徴を注記します。


天矢場遺跡(5月28日~6月1日)

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A区の面整理を完了し、検出した遺構に線引きしました。奥に見えるのは岩部山です。

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今週からやっと遺構の掘り下げに入りました。まずはB区から取り掛かっています。

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B区東側には土坑群と井戸跡が検出されています。遺物は出土していませんが、井戸跡最下層からクルミが検出されました。

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遺構検出面から数点の土器が出土しています。これはその中でも遺存状況が比較的良いものです。二つの土器が重なり合っているように見えます。


天王遺跡第2次(5月21日~5月25日)

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今週は晴天が続き、夏を思わせる気候でした。それでも調査区から見える飯豊山系はまだ雪を冠っており、空気の澄んだ日には山並みが非常に美しくみえました。

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重機による表土除去の際、方形に廻る溝から出土した遺物です。古代須恵器の横瓶(よこべい)で、頸部と体部の一部のみが出土しました。


上の寺遺跡(5月21日~5月25日)

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今週も草刈作業が続きます。草刈りをすると、複雑な段々の地形が見えてきました。

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斜面の部分は階段状の地形になっています。この地形がいつ頃作られたものなのか、調査が進むにつれて明らかになるでしょう。

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ちり一つ落ちていないほど(?)きれいになりました。地面を掘り下げる前に、まずはこの地形を記録します。


上大作裏遺跡第2次(5月21日~5月25日)

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土の色の違いをみながら、地面に遺された痕跡(遺構)を探していきます。今週は特に前半が好天に恵まれ、順調に作業が進みました。

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調査区の全景です。ここには3~4棟の竪穴住居跡があるようです。手前に見える仮設道路を移設するため、写真奥(北側)を先行して調査していきます。

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見つかった遺構は慎重に掘り下げていきます。調査区の北側では、主に縄文時代の土器や石器が出土しました。


天矢場遺跡(5月21日~5月25日)

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中央に柱穴群が見えます。これから、建物跡となる組み合わせを確認していきます。

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B区の遺構配置図を作成するために、平板測量を行いました。

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A区の表土除去および面整理作業が一段落しました。画像の左下(北東方向)は、黒色粘土質の層になっていて、水が染み出して来ます。


堤屋敷遺跡第2次(5月21日~5月25日)

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1区北の遺構検出状況です。 面整理で遺構面をきれいにした後、遺構の周りを溶いた石灰でマーキングしました。

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記録作業の様子です。平板測量で、調査区の平面図を1/100スケールで作成していきます。

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調査区北壁の土層断面図を作成している様子です。この区域は一段と深く、地表より1.5m下になります。


Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research