谷地城跡(5月27日~31日)

今週から遺構検出をはじめました。地面を人力で薄く削りながら凹凸をなくして行きます。

作業を進めると、灰黄褐色の地山に黒いシミが円形や帯状に出てきます。これらは建物の柱穴や区画溝と思われます。

一晩降り続いた雨によって水浸しになってしまった調査区をバケツリレーで排水します。


谷地城跡(5月21日~24日)

5月21日に作業員さんの雇用開始式を行い、本格的に谷地城跡の発掘調査が始まりました。

調査区の土は、粘土質のため水はけが悪い上に乾燥するとガチガチに固まってしまいます。

調査区全面にブルーシートを張り、ぬかるみを作らないようにするとともに、乾燥を防ぎます。


山形城三の丸跡第21次(5月20日~24日)

断面図や平面図を作成するために調査区内の測量を行いました。3m毎にグリッド杭を設置し、いよいよ遺構を掘り下げていきます。

遺構の精査がはじまると、様々な作業を同時進行で行います。
調査区中央では遺構の掘り下げ、壁面では断面図の作成を行っています。


発掘調査報告書刊行のお知らせ

2018年度刊行の発掘調査報告書を『全国遺跡報告総覧』に登録しました。

■第231集『山形城三の丸跡第15・17・19次発掘調査報告書』
三の丸堀の一部が確認されました。

■第232集『藤島城跡第7次発掘調査報告書』
15~16世紀の陶磁器が見つかりました。

■第233集『八幡一遺跡第1・2次発掘調査報告書』
全国的にも珍しい「仏法為」と刻書された須恵器が見つかりました。

■第234集『上竹野遺跡第1・2次発掘調査報告書』
弥生時代の住居やお墓が見つかりました。

■第235集『八反遺跡第1~3次発掘調査報告書』
7,986枚の古銭がまとまって見つかりました。

刊行物一覧の「PDF」をクリックするとダウンロードページが開きます。


Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research