平成26年度に山形県埋蔵文化財センターが 開催するイベントをまとめたカレンダーが出来ました。 今年も1年を通して体験型の考古学講座や まいぶん祭り、遺物の展示会など 様々なイベントを行う予定です。 ≪イベントカレンダーPDF≫ 今年も皆様ぜひ足をお運びください。 お問い合わせ先 〒999-3246 山形県上山市中山字壁屋敷5608番地 公益財団法人 山形県埋蔵文化財センター 総務課企画情報室 TEL:023-672-5301㈹ FAX:023-672-5586 E‐mail:yac@yamagatamaibun.or.jp
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山形城三の丸跡14次(6月9日~13日)
J2区の遺構精査がほぼ完了し、全景写真撮影に向けて調査区内の整備作業です。
東端は上下水道管があるため、掘り残してあります。
市街地の発掘調査は、非常に気を使います。
J1区西部を南北に横切る溝(河川?)跡は、
4箇所をトレンチ掘り(幅1m程度の範囲を掘る)し、断面を観察しました。
深さは最深部で約70cm、第1層(一番上の層)の底には炭が堆積しているのが確認できます。
その溝(河川?)跡近くの土坑(どこう=穴)からは、
茶器として珍重された天目(てんもく)茶碗が出土しました。
竹串で周囲の土を少しずつ取り除き、慎重に取り上げます。
先日このHPで紹介した瀬戸美濃の折縁皿も、
出土地点・出土状況を記録したうえで取り上げました。
皿の内面もほとんど無傷の綺麗な状態です。
山形城三の丸15次(6月9日~13日)
大量の石が含まれているので、遺構検出が大変です。
6区北半分の遺構検出状況です。
砂礫の地山にところどころ黒ずんでいるのが遺構です。
右側の大きな黒ずみは、上部が旧大沼パーキングの基礎で削平されていますが、
期待できそうな土の具合です。
来週から遺構の掘り下げをします。
八幡一遺跡(6月9日~13日)
最初に調査を開始したA区の状況です。
除去した土砂をキャリアダンプを利用して運び出しています。
先週、重機で表土を除去したB区の状況です。壁を丁寧に削っていきます。
B区の南側です。こちらも重機で表土を削っていきます。
清水遺跡7・8次(6月9日~13日)
古い送水パイプを除去しているところです。
タワーをたて、写真を撮る準備をします。
タワーの上から遺構を検出した箇所を撮影しました。
出前授業:大江町立左沢小学校(6月10日)
お楽しみの弓矢体験です。
なかなか当たらない弓矢に四苦八苦。
縄文人は偉かった!?
土器が鍋がわりだったと聞くと、やっぱり内側が気になるようです。
縄目もよく見てね。
火起こし体験です。
手が高速で動いているので、ぶれて写っているのがわかるでしょうか。
左沢小の火起こしは好成績でした。
羽黒神社西遺跡(6月9日~13日)
調査区の北西から撮影した、パノラマ写真です。
今週で調査区を覆っていた表土の除去が終わりました。
表土を取り去ったあと、調査区の壁の整形や切り株の周囲に残った土の除去などをしています。
4区の南側でも、縄文土器や石器が集中しているのが発見されました。
土器や石器の上にかぶっている土を丁寧に除去して、
土器や石器が散らばっている状況を調べています。
4区の遺物集中で見つかった土器片です。
これは、縄文時代中期の深鉢形土器のふちの部分にみられる、
かざり模様の一部です。なんだか、「耳」のような形をしていますね。
調査区内にはスギやマツなどの切り株が多く、
切り株の周囲の土を取り除き、また切り株自体を取り除く作業をしています。
八幡一遺跡(6月2日~6日)
重機による表土除去を行っています。
旧河道に奈良・平安時代の土器などが入っているので、
掘り出しています。
北側の壁を分層して、遺跡の成り立ちを検討します。
清水遺跡第7・8次(6月2日~6日)
清水遺跡第7・8次の発掘が始まりました、初日は器材を搬入します
遺跡の周囲の線掘りを行っているところです。
今週前半は暑かったので大変な作業でした。
重機で表面の土を剥いでいます。
またキャリアダンプが通れる道も同時に作ります。
山形城三の丸跡15次(6月2日~6日)
器材の搬入です。
須賀井課長補佐から作業員さんに雇用通知が手渡されて、正式な雇用開始です。
大沼パーキング跡地を重機で掘削しました。とても深いです。
地山にはゴロゴロと大きな丸い石が含まれており、河原のようです。