8月10日(土)に元宿北遺跡の現地説明会を行います。
調査では奈良・平安時代の土器や、中世の井戸跡などが見つかっています。
井戸跡の調査
ぜひ足をお運びください。
現地説明会案内(PDF)
日時:平成25年8月10日(土) 13:30~
調査遺跡:元宿北遺跡
場所:川西町西大塚字元宿北(地図)
今週は、雨の様子を見ながらの作業になりました。
写真は、調査区西側にある溝跡を掘り下げている様子です。
遺構の深さが、かなりあるようです。
掘り下げている溝跡から、須恵器の短頚壺(たんけいつぼ)の破片が出土しました。
試掘調査で見つかった破片と同一個体と考えられます。
雨が強まった時は、草刈りをして、空撮に備えました。
今週は、雨降りの日が続き、ブルーシートにたまった水をとる作業から始めることが多くなりました。
井戸跡のまわりからは、磁器・瓦・金属製品(写真左から)が出土しました。
井戸跡のまわりからは、直径20cmほどある器の底部も出土しました。
今週末、道出遺跡の現地説明会が行われました。
雨のため、屋内での説明会となりました。
出土した土器や石器の説明をしています。
参加された皆さんは熱心に耳を傾けています。
今週の調査で、新たに落とし穴と考えられる遺構が見つかりました。
溝状に掘り窪められたもので、深さは約80cm、逆茂木(さかもぎ)は確認されませんでした。
今週も雨に悩まされた一週間でしたが、
晴れ間を見つけてブルーシートを洗浄し、天日干しを行いました。
調査区内には泥が溜っており、表面を薄く削って泥を取り除きました。
土層断面図作成中です。
こつこつと遺構の調査を進めています。
断水のため、調査区内の排水溝に溜まった雨水で道具を洗いました。
水道のありがたさを改めて感じました。
ようやく遺構精査に入りました。
溝跡からは様々な遺物が出てきます。
石器で野菜切りに挑戦です。
みんな巧みに石器を使いこなしていました。
今まさにクルミを割ろうとしているところです。
さあ、きれいに割れたのでしょうか?
みんなで必死に頑張った火起こしですが、なかなか火が点きません。
火を起こすことの大変さが分かった体験でした。
土器の質感や重さは見ただけではわかりません。
実際の物に触れる体験はとても重要なことだと思います。
今回はPTA親子行事ということで、親子一緒に体験をしました。
勾玉作りでは、みなさん真剣に取り組んでいました。
縄文クッキーを作っているところです。
昔の味を美味しいと思うかどうかは人それぞれだったみたいです。
雨の中、遺構の測量作業です。
農道部分の調査区からは、ほぼ農道に沿った溝が見つかりました。
近代の道路の跡と考えられます。
L字型に石を敷き詰めた遺構が見つかりました。
中世後半の遺物が出土しています。