調査区の東端にあるD区の遺構の平面図を作っています。
梅雨に入る前ですが、日差しが夏のように暑いです。

D区の作業風景です。
遺構を掘る作業と、測量しながら図面を作成する作業です。
仕事は順調にはかどっています。

D区から約150m西にあるB区の作業風景です。
手作業で遺構を慎重に掘っています。大きな溝がでてきました。

堀跡の地表面から約1メートル50センチぐらいの高さでは、炭化物と木製品が広がる層が確認されました。

排水をしながらの作業となります。
汲んでもすぐ水が湧き出てきます。

堀跡からは漆器の椀や下駄、建物の部材などが多く出土します。
写真は完形で出土した漆器の椀です。
6月3日にセンターの公開講座「遺跡を掘ってみよう!」が東根市八反遺跡で行われました。
絶好の発掘日和の中、山形県内や福島市からの参加者を迎えました。

最初に、発掘する遺跡や方法などの説明がありました。

発掘をする前に、これまで出土した遺物の説明を受けました。
どんな遺物が見つかるのか楽しみです。

実際に現場で発掘体験です。
調査員に教えてもらいながら、恐る恐る土を掘り始めていました。

段々掘り方も上手くなってきました。
汗を拭いながら集中して発掘する姿は未来の考古学者です。

たくさんの土器を発掘することができました。
皆さん発掘作業の大変さと楽しさ、文化財の大切さを実感してくれたようでした。
この度は多数の申し込みをいただきありがとうございました。
センターでは他にも色々なイベントを企画しています。
皆様のご参加をお待ちしております。

馳上遺跡第4・5次、西谷地b遺跡第3次発掘調査が5月30日から始まりました。
調査に先立って、事務所で開始式やオリエンテーションを行いました。

調査工程が複雑なこともあり、調査主任が調査方法や調査区の概要についての説明をしました。

重機で表土の除去が終わった場所から、ジョレンを使って面整理を始めました。
まだ少量ですが、奈良・平安時代の土器片が出土しました。

今週は調査区の草を刈るところから始まりました。
草の下から少しずつ地形が分かるようになっています。

発掘前にどのような場所だったかを記録する写真を撮ります。
これはローリングタワーを建てているところです。

ローリングタワーに登って写真を撮っています。
強風のため、カメラが揺れないように注意します。

今週は、不安定な天気からのスタートでした。
写真は調査区(3区)の面整理の様子です。

調査区(4区)の壁切りの様子です。
角スコップ等を使って、作業を進めていきます。

調査区(4区)から、土師器(はじき)片の底部が出土しました。

バックホウを使って、表土を掘り下げています。
田圃の粘土を掘り下げたところに遺跡が眠っているようです。

表土を掘り下げたところで、ジョレンを使って土を削っています。
田圃の粘土を削るのはとても大変です。

調査区の隅で、平安時代頃と思われる土器の破片がたくさんみつかりました。
みつかった場所に箸をさして目印にしています。

ジョレンで土を削り、土色の違いを元に遺構を検出します。
柱穴や溝跡などさまざまな遺構が見つかりました。

検出した遺構の精査作業を行っています。
土の色や質の違いを確かめながら掘り下げていきます。

遺構配置図の作成も進めています。
平板測量という方法で作成しています。

調査区に雨水がたまると、思うように調査を進めることができません。
水が抜ける道を作ることが必要です。

調査B区(北側)の調査を本格的に始めました。
トータルステーションという測量機器を使いながら、グリッド(格子点)を設定しています。

B区の遺構検出状況の一部です。
土色の変化や遺物の有無等から遺構と思われる部分を判断していきます。
溝跡、土坑等、大小様々な遺構と思われるものが検出されました。

ひたすら堀跡を掘り進めていく作業が続きます。

堀跡の堆積層上層からは大量の幕末から近現代遺物が出土しています。
写真は一日で出土した遺物です。

1日金曜日の午前中、調査区の上を彩雲が包みました。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research