清水(しず)遺跡(2・3地区)の発掘調査説明会を開催します。
清水遺跡(2地区)では、平安時代の集落が確認されました。
多くの住居跡や川跡が見つかり、土師器や須恵器などが
多数出土しています。
清水遺跡(3地区)では、縄文時代と古代の集落が確認されました。
縄文時代ではおとし穴や石器の集中地点が、古代では多くの
住居跡や建物跡、集落を区画する溝跡などが見つかりました。
そして、縄文土器や石器、古代の須恵器や土師器などが
出土しています。
ぜひ、多くの皆さまのご来場をお待ちしております。
発掘調査説明会案内(PDF 121KB)
案内用地図(PDF 146KB)
清水遺跡(2地区)2次:出土した遺物(墨書土器)
清水遺跡(3地区):遺跡全景
調査遺跡:清水遺跡(2・3地区)(しずいせき)
日時:平成23年11月3日(木) 午前10時30分~
(雨天決行)
場所:村山市大字名取字清水北
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水沢に建設中の高速道本線脇に、調査事務所を設置しました。
城を構成していた斜面や曲輪(くるわ:平場)の土を削り、遺構検出をしています。
後ろに見えるのが国道7号、由良坂に向かう所です。
上から1段目の曲輪下の斜面から窯跡らしき遺構を検出しました。
調査区西側の土坑からは、多くの土器が出土しました。
小さな破片一点に至るまで詳細に記録します。
掘立柱建物跡の柱穴の土層断面を記録しているところです。
柱穴が深いため記録も一苦労です。
調査区北東側にある井戸跡を掘りました。
中からは漆器、白磁片、須恵器片など多くのものが出土しました。
竪穴住居跡の精査をしています。
西側(写真右側)の住居跡は東側(写真左側)のものに比べて大型です。
西側の住居跡では、炭化材をたくさん検出しました。
焼失した住居のようです。
東側の住居跡で、鉄製の紡錘車が出土しました。
雨が降った後、低地では排水作業に追われます。
住居跡下の黒ボクを掘り下げて、より古い時期の遺構を探しています。
10月15日(土)に発掘調査説明会を行いました。
小雨の降る天気ながらも、多くの方が訪れてくれました。
ラジコンヘリコプターを使用して調査区の撮影を行ないました。
上空からの様子です。奥のブルーシートの部分は沼袋遺跡です。
10月15日に調査説明会を開催しました。
出土した火葬遺構について説明しています。
天候が心配されましたが、77名の方に来ていただきました。
住居跡を上から撮影しました。遺構の中には土器片が見えます。
遺物が多く出土した住居跡です。
土層観察用の畦を残し土質を調べます。
段階的に掘り下げた遺構です。
どこまで掘れば良いか見極めながら進めます。
掘り下げる深さを計りながら、重機で慎重に表土を取り除いていきます。
表土を取り除いた後、
足場を固めながら堀の側面をきれいにしています。
側面をきれいにすると、住居の基礎として使われた丸太が見つかりました。
約5,500年前(縄文時代前期中ごろ)のものと考えられます。
調査区の上場から鳥海山が臨めるのですが、
この日早くも初冠雪を記録したようです。
トレンチ(試し掘り)を入れた部分から
焼土らしいものが混ざった遺構を検出しました。
使わなくなった古い土嚢(どのう)を解体しています。
調査区北東側の井戸跡を掘り下げたところ、水が湧いてきました。
底には土器片が数点あり、井戸の年代がわかるかも知れません。
雨の合間を縫って、写真撮影をしています。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research