平成23年10月2日(日)に、今年で4回目となる、
『山形県埋蔵文化財センター参観デー やまがた埋文祭り2011』を
開催しました。
当日は、寒さを吹き飛ばすような盛り上がりで、
多くのお客様に来場いただきました。

毎年大人気の「勾玉(まがたま)を作ろう」のコーナーです。
皆さん、手を真白にしながら、必死に石を削っています。

「ビィーちゃんクイズスタンプラリー」では、かわいい景品をたくさん用意し、
多くのお客様にお持ち帰りいただきました。

来場記念として、「スタジオまいぶん」で、
古代風の衣装を着て土器と一緒に撮影をしてもらいました。

「考古学体験」では、実際に行っている整理作業を体験していただきました。
土器の模様を写し取るトレース体験では、細かい線までていねいに写しているところです。

土器を発掘する体験も行いました。

「体験ひろば」では石器つくりの実演も行いました。
たくさんの道具を使い分けて、いろいろな石器をつくっているところです。

発掘調査前の全景写真撮影をラジコンヘリを使って行いました。

調査区に待望の発掘器材が届きました。

タラップの脇に掘った土を滑り落とすためのシューターを設置しました。

石匙(いしさじ)が出土しました。
匙とは言っても万能ナイフとして使われていたと考えられます。

延期されていた空中撮影を行いました。
これが撮影に使われるラジコンヘリコプターです。

9月30日(金)をもって森の原遺跡第2次発掘調査が終了しました。

大きな柱穴の底から一部欠けた坏が出土しました。

調査区の北側を拡張しています。
縄文時代と古代の竪穴住居跡を数棟確認しました。

掘立柱建物跡の柱穴を掘り下げている所です。
一つ一つの柱穴が大きいので、掘るのも大変です。

大きな土坑を掘り下げました。
焼土や粘土のかたまりを投げ込んだものでしょうか。

夕方になると、西日で土色が見えにくくなります。
影が長く伸びて、秋を感じます。

先週降った雨が低地にしみ出ててくるので、
水を抜いても抜いても、
すぐびしょびしょになってしまいます。

溝跡の調査はところどころで断面を確認し、
どのように埋没していったのかを
調べながら進めています。

住居跡の図面をとっています。
住居跡の発掘作業はこれで終了となります。

今週は晴天に恵まれ、調査もはかどりました。

火葬墓を完掘しました。
長方形の土坑に溝跡が直交しています。
遺物は出土していませんが、
その形から中世後半のものと考えられます。

現在、中世後半の遺構面を調査していますが、
部分的に古代以前の遺構が見えているところもあります。
写真の土坑からは、高坏など
古墳時代の土器がまとまって出土しました。

B区西側の遺構の再検出を行っています。

B区南側の遺構の掘り下げを行っています。

住居跡にあるカマド跡の断面図を作成しています。

木の下館跡第4次発掘調査の開始式の様子です。

急な斜面にあるため、タラップを設置しているところです。
台風が近づく中での大変な作業でした。

木の下館跡の全景です。
鶴岡市水沢、JR羽前水沢駅からほど近いところにあります。

今週は雨が続き、堀跡にも多量の水がたまりました。

遺構を掘り下げた後の2区の全景写真です。

器材の搬出を行い、無事に発掘調査を終えることができました。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research