
調査区北東部の調査を進めました。
この一帯は石を集めた遺構が多く見つかっています。

先週報告した火葬墓をさらに掘り進めました。
頭を北にして西側を向いて埋葬されているようです。

上の写真のものと同じタイプの火葬墓です。
遺構のサイズはやや小さく、出てくる骨も細いものが多いようです。

竪穴住居跡の煙道部分です。

東西に縦断する溝跡です。かなりの深さがあります。
山形空港で展示会を行っています。
今回は、縄文時代から江戸時代までの食器や
調理をするための土器を中心に
器から見た歴史の流れがわかるように展示しています。
ぜひ、一度ご覧ください。
展示会チラシ(PDF 460KB)

開催期間:平成23年9月7日(水)~9月25日(日)
開館時間:8時~18時30分
開催場所:山形空港ビル 2階多目的ルーム
(山形県東根市大字羽入字柏原新林3008番地)
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はじめに草刈りや倒木の片付けなど、調査区の環境整備を行いました。

調査区に沿って溝を掘った後、重機で慎重に表土除去を行いました。

小雨の降る中、面整理作業を行っています。
土色の変化を見落とさないよう注意しながらの作業でした。

現在、掘り進めている柱穴の一つです。
このくらい柱の痕跡がはっきり見えるものは、あまり多くありません。

4つめの矢じり(石ぞく)が出土しました。
これまで出土したものより一回り大きいです。

仕事の終わりは、道具の手入れです。
こびりついた泥を洗い流し、明日の作業に備えます。

遺構を半分掘り下げ、断面を撮影しました。
どのように土が堆積していったのか、確認します。

遺構の精査もほぼ終了したので、アルミタワーを建て全景写真を撮影しました。

測量機器を使って、図面の作成を行っています。
記録作業も発掘調査の中では重要な仕事です。

掘立柱建物跡の南側にある柱列を精査しているところです。

天候のすぐれない1週間でしたが、雨の合間をぬって調査をしました。

調査区の東側で新たに溝跡を検出しました。

河川跡から出土した木製の食器です。

こちらは墨書土器です。はっきり「太」と読めました。

この字は少し難しいですが、「百」と読めそうです。

E区の平面図をとっているところです。
正確な作図のためには、作業員のチームワークが必要不可欠です。

1辺3mに満たない方形の土坑が検出されました。
同時代の住居と比べると小さいですが、床面の一部が焼けており、
火をたいた痕跡があります。

A区の調査に入りました。溝跡から縄文時代の石器などが出土しました。

火葬墓の掘り下げを進めました。
壁面は火を受けて真っ赤に焼けています。
底面には炭化物が堆積していました。
この上から多くの火葬骨が出土しています。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research