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沼袋遺跡(8月29日~9月2日)


A区の竪穴住居跡です。
北東部(写真左下)が溝跡に切られていますが、ほぼ全体の形がわかります。
南側(写真上)には、焼土や須恵器の坏(つき)が出土しているのが見えます。


南に隣接するもう一つの竪穴住居跡の精査も進んでいます。
大量の土器片が出土しており、細心の注意を払って作業を進めています。


A区の調査は、そろそろ終盤にさしかかっています。
小さな柱穴なども見落とさずに、一つ一つていねいに掘り下げて調べています。


森の原遺跡2次(8月22日~8月26日)


調査区の周りの雑草が目立ち始めたので、この日は草刈り作業から始めました。


暑さもピークを過ぎ、だいぶ仕事がしやすくなりましたが、油断は禁物。
熱中症等には十分気をつけて作業を進めます。


3つめの矢じり(石ぞく)が出土しました。
これまで見つかったものとは、また違った形をしています。


清水遺跡(1)2次(8月22日~8月26日)


竪穴住居跡の土層の堆積状態を確認しています。


検出した遺構の平面図を作成しているところです。
発掘調査は掘るだけでなく、正確な作図作業がとても重要になります。


こちらは遺構の高さを記録しているところです。
今年から、初めて発掘調査に参加した作業員の皆さんも、
だいぶ作図作業に慣れてきました。


八反遺跡(8月22日~8月26日)


左側の遺構は壁が焼けており、底に炭が堆積しています。
焼けた骨が出土したことから火葬遺構と考えられます。
右側で十字に掘っている部分は、固く締まった土が
周囲よりやや高く盛り上がっています。


高くなった部分を掘り下げると、その下から大形の骨片が多数出土しました。
火葬遺構に関連する遺構と考えられます。


長さ2mほどの範囲に石が集中している遺構が見つかりました。
写真中央部から古銭が出土しました。


6枚の古銭が重なった状態で見つかったことから(六文銭)、
この遺構はお墓の可能性があります。


森の原遺跡2次(8月8日~8月19日)


早朝からのこぬか雨が昼前には土砂降りに変わりました。
写真がかすんでいるのは猛烈な雨のせいです。
調査区が見る間に水没していきます。


雨の翌日は排水作業からのスタートです。
調査の進んだ遺跡は、いたるところ穴だらけなので排水も大変です。


無事に排水作業が終わり、ようやく午後には調査を再開しました。
まだまだ土がねばつき移植ゴテに張り付くので、掘るのもなかなか大変です。