
A区の竪穴住居跡です。
北東部(写真左下)が溝跡に切られていますが、ほぼ全体の形がわかります。
南側(写真上)には、焼土や須恵器の坏(つき)が出土しているのが見えます。

南に隣接するもう一つの竪穴住居跡の精査も進んでいます。
大量の土器片が出土しており、細心の注意を払って作業を進めています。

A区の調査は、そろそろ終盤にさしかかっています。
小さな柱穴なども見落とさずに、一つ一つていねいに掘り下げて調べています。

いよいよ稲荷山館跡の調査開始です。
これからの調査で使用する器材を搬入しています。

開始式を行いました。安全に注意して発掘調査を進めていきたいと思います。

調査区の周りの雑草が目立ち始めたので、この日は草刈り作業から始めました。

暑さもピークを過ぎ、だいぶ仕事がしやすくなりましたが、油断は禁物。
熱中症等には十分気をつけて作業を進めます。

3つめの矢じり(石ぞく)が出土しました。
これまで見つかったものとは、また違った形をしています。

今週から、本格的に遺構の精査作業を行います。
作業を始める前に、調査主任が作業に関する説明を行いました。

説明を受けて、実際に作業を行いました。移植ゴテで少しずつ掘り下げます。

掘り下げた遺構の断面図を作成しています。

大きな土坑を掘り下げています。
遺物が大量に出土しており、これからの調査に期待が持てます。

脚立にセミがとまっていました。まだ暑い夏が続きそうです。

大きな掘立柱建物跡群があるところを検出しているところです。

井戸跡を完掘しました。底に石が置かれていました。

河川跡の火山灰検出状況です。
作業員の皆さんは遺構をきれいにするのが上手です。

火山灰層の下をさらに掘り下げています。遺物が出土しました。

竪穴住居跡の土層の堆積状態を確認しています。

検出した遺構の平面図を作成しているところです。
発掘調査は掘るだけでなく、正確な作図作業がとても重要になります。

こちらは遺構の高さを記録しているところです。
今年から、初めて発掘調査に参加した作業員の皆さんも、
だいぶ作図作業に慣れてきました。

左側の遺構は壁が焼けており、底に炭が堆積しています。
焼けた骨が出土したことから火葬遺構と考えられます。
右側で十字に掘っている部分は、固く締まった土が
周囲よりやや高く盛り上がっています。

高くなった部分を掘り下げると、その下から大形の骨片が多数出土しました。
火葬遺構に関連する遺構と考えられます。

長さ2mほどの範囲に石が集中している遺構が見つかりました。
写真中央部から古銭が出土しました。

6枚の古銭が重なった状態で見つかったことから(六文銭)、
この遺構はお墓の可能性があります。

農道を挟んで南側のB区の精査を行っている様子です。

B区溝跡の掘り下げを行っている様子です。

写真は竪穴住居跡です。写真撮影に備えて全体をきれいにしています。

早朝からのこぬか雨が昼前には土砂降りに変わりました。
写真がかすんでいるのは猛烈な雨のせいです。
調査区が見る間に水没していきます。

雨の翌日は排水作業からのスタートです。
調査の進んだ遺跡は、いたるところ穴だらけなので排水も大変です。

無事に排水作業が終わり、ようやく午後には調査を再開しました。
まだまだ土がねばつき移植ゴテに張り付くので、掘るのもなかなか大変です。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research