
ラジコンヘリを飛ばして掘り終わった部分の写真を撮ります。
その為の準備をしているところです。

この3台のカメラで撮影します。

さあラジコンヘリのテイクオフです。
車の中に設置されたモニターから画像をチェックしています。

17区河川跡の完掘状況です。
遺物とともに、かなり大きな流木も見つかりました。

18区の様子です。
下段段丘地形に堆積したと思われる比較的新しい堆積層に
トレンチを設定して掘り下げを行っています。

堆積層(上の写真)から出土した櫛(くし)と漆器です。
しかし全体的に遺物はわずかで、
古いものから現代のものまでが入り混じっています。

土坑(SX133)の底面で確認された遺物の出土状況です。
木製品が多く出土します。

土坑から出土した木製品になります。
大きさは、長さ約60cm、幅約30cmで、底に足が付きます。
木を刃物などでえぐり、窪みをつけて作った刳物(くりもの)の容器と考えられます。

住居跡(ST104)カマド周辺の遺物の出土状況です。
カマドにかけていたと考えられる土師器の甕が複数見られます。
発掘調査現場で働く職員・作業員の作業環境や体調管理について、
専門的な視点でご指導をいただくために、
産業医の医療法人二本松会山形さくら町病院長横川先生から
村山市にある松橋遺跡と清水遺跡(2)の発掘調査現場の視察をしていただきました。

発掘調査の現場主任が産業医に
作業の状況や休憩の取り方などについて説明をしました。

発掘調査のやり方と作業の内容について説明しました。

発掘調査現場を視察して、
今後、注意することや具体的な対策について、
産業医からご指導をいただきました。
今回の巡回指導後の産業医の総評は以下の通りです。
「この夏の記録的な暑さの中、
熱中症などの体調不良発生が数件に止まっていることは、
作業中に、休憩と水分補給をこまめに取ることを徹底した管理の成果です。
夏の疲れが出始める秋季は、インフルエンザや風邪の予防対策を早めにとることが大切です。」
このようにそれぞれの発掘調査現場で行われていた熱中症対策等が、
効果的だったと、評価していただきました。
今後も体調管理に気をつけ、安全に作業を行っていきます。
「山形空港ビル」で展示会を行っております。
今年度は村山市内で多数の遺跡発掘調査が行われています。
そこで、今回は村山市内で見つかった縄文土器を展示しています。
時期は晩期で流麗・優美・華やかな、
まさに「縄文の華」と呼ぶにふさわしいものです。
ぜひ一度ご覧になってください。

宮の前遺跡:縄文土器
展示会チラシ(PDF 700KB)
開催期間:2010年9月8日(水)~9月21日(火)
開館時間:8時~18時30分
開催場所:山形空港ビル 2階多目的ルーム
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今週から遺構の精査作業にはいりました。
土の状態を見ながら慎重に遺構の半分を掘り下げていきます。

大きな倒木の跡は数人がかりで掘り下げていきます。
残念ながら遺物等を巻き込んでいる様子はありませんでした。

掘り方と平行して図面作成も始まりました。
半截(はんさい)した遺構の土層を記録するために断面図をとっていきます。

今週も引き続き遺構の掘り下げを行っています。
山形新幹線つばさが現場の近くを通過していきます。

遺構断面図を作成しています。
9月になり、毎日少しずつ日が短くなっています。

休憩中に今年最後のスイカを食べました。
夏もようやく終わりそうです。

いよいよ河川跡の掘り下げが始まりました。
並行して遺構の配置を図面にするための測量も行っています。

9月1日より名取地区から14名の作業員が増員されました。
まずは、調査主任から遺跡の概要を説明します。

河川跡の新旧を確認するために、断面図をとります。
その結果、時代の違う4本の河川跡が重なっていることがわかりました。

2番目に古い河川跡から縄文土器片が出土しました。
かなりまとまっていて、全体の形がわかります。
深鉢のようです。

調査区西側の斜面から、柱穴と思われる遺構が多数検出されました。
柱穴の位置関係等、調査を進めて精査に臨んでいきたいと思います。

9月1日から新しい作業員の皆さんが増えたことで、
テントをもう一張増やしました。
9月に入ったとはいえ、厳しい暑さがまだ続きます。
休憩を適宜とりながら、作業をがんばっています!

調査区の中央を縦断する溝跡を掘り下げました。上の層を掘り下げた様子です。
平安時代の土器が出土しています。

溝跡は上層に黒い土、下層に粘土と砂が混ざった土が堆積していました。
下層からも平安時代の土器が出土しました。

下層から出土した須恵器の壺です。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research