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東原遺跡(9月1日~5日)


今週で2区の調査が終了しました。遺構の記録・完掘を終えて、今後重機での埋め戻しが行われます。


1区では調査区の半分に到達しました。遺構が見つかっています。


見つかった土壙を半裁していくと白い土が出てきました。こちらは十和田aの火山灰の可能性があるため、サンプルとして採集しておきます。


飯田館跡(9月1日~5日)


今週は東端調査区の整備から始まりました。草を刈り、ネットフェンスを張っています。


調査事務所から距離があるため、テントやパラソルを立てて休憩所にしています。


気温は久しぶりに36度を超えましたが、週末になるにつれ涼しさを感じるようになりました。暑さがひと段落して安心しています。


市町村巡回展『発掘された小国町の遺跡』

令和7年度市町村巡回展の2か所目は小国町です。

横川ダム管理支所「きてくろ館」にて、
企画展『発掘された小国町の遺跡』を開催します。
横川ダム建設の際に発掘調査が行われた遺跡の出土品を展示します。
ぜひこの機会にご覧ください。

[展示期間]
令和7年9月10日(水)~10月30日(木)
9:00~17:00

[展示場所]
横川ダム管理支所「きてくろ館」
山形県西置賜郡小国町綱木箱口736

[ギャラリートーク]
埋蔵文化財センターの職員が展示品の解説を行います。
令和7年9月27日(土)14:00~ 予約不要

チラシ(PDF


東原遺跡(8月25日~29日)


引き続き遺物を含む地層を広く掘り下げていきます。お盆前に比べて朝晩はいくらか涼しく感じられる日が増えてきましたが、日中の作業は変わらず暑いので、こまめな休憩が欠かせません。


1区で見つかった竪穴建物を丁寧に掘り下げます。溝(みぞ)状に掘った断面を確認することで、建物跡にどのように土がたまっていったのかを調べます。


東原遺跡(8月18日~22日)


お盆休み明けで発掘作業員を6名追加雇用して調査を再開しました。


南側の1区では、炭・焼土を含む落ち込みの底面で土師器の甕(かめ)がつぶれた状態で出土しました。写真右奥は土が焼けて赤くなっています。


北側の2区では、竪穴建物の一部が見つかりました。掘り込み部分が黒い土で埋まっていて、建物の大部分は写真右手の道路側に広がります。


馬神昭和新田遺跡(8月4日~5日)


調査の最終週となった今週は、バックホーという機械を使って地面を深く掘り下げて、土層の観察を行いました。こうすることで、遺跡のある土地がどのように出来上がったのかを考えることができます。


発掘調査で使った道具などをトラックに積みこみました。暑い中の作業でしたが、無事に調査を終えることができました。調査に携わっていただいた皆様、ありがとうございました。


東原遺跡(8月4日~8日)


1区では遺物包含層の掘り下げが行われています。遺物量も土量も多いので層の色の変化に注意して掘り下げていきます。


遺構内から須恵器のフタと坏と呼ばれる碗状の容器の底部が見つかりました。この後、測量機械で遺物の位置を記録していきます。


2区でも掘り下げを行っています。調査範囲が狭いので周りに気を付けながら作業していきます。


長期休暇に入るので広範囲をブルーシートで養生していきます。


飯田館跡(8月4日~8日)


今週はお盆休みの前ということで、調査が終了したトレンチの埋め戻しから始まりました。


館跡からは雲の動きがよく見えます。西からの雨雲は、白鷹山付近で雨を降らして勢力を弱めるため、こちらの方にはあまり流れてこないようでした。


お盆休み前日の午後は、器材の片付けや収納、戸締りをして解散しました。