基準点となる杭の打設を行いました。
遺物を含んでいる土層の近くまで、重機で土を掘り下げていきます。
重機で掘削を行った後、人手で丁寧に掘り下げていきます。たくさんの土器や石器が出土しています。
これまでの調査でも出土した「押出型ポイント」と呼ばれる本遺跡に特徴的な石器が出土しました。これで湿地に生える葦などを刈り取っていたと考えられています。
今週も秋晴れの天気に恵まれて、計画以上のペースで調査を進められました。
事業区の西側は遺跡の中心部に近く安定した地盤なため、遺構の痕跡もはっきりと判別できます。
こちらは事業区中程のトレンチから見つかった古墳時代の土器です。欠損部分が少なく、ほとんど元の形状のまま出土しました。
今週は、3・4区の記録作業とともに、まだ掘り切っていない遺構の補足調査を行いました。
3区の大型のフラスコ状土坑の底から、逆さに置かれた深鉢形土器が出土しました。この土坑からは、横倒しになった完形の深鉢形土器や、同じく逆さに置かれた浅鉢形土器が出土しました。
調査事務所の撤収に向けて、発掘器材や出土した遺物をセンターに搬送するために、トラックに積み込みました。
最後に、調査に携わった調査員と作業員一同で記念写真を撮りました。来週1週間、補足調査を行い、再来週から調査区の埋め戻しになります。調査に携わった関係者の皆さん、ご協力いただきたいへんありがとうございました!
6月1日から開始した発掘調査もついに作業最終週となりました。
急ピッチで個別遺構の精査を行いました。
調査が終了した調査区について重機による埋め戻しを行いました。
現場最終日を迎え、発掘器材の搬出作業を行いました。
11月13日をもって今年度の上竹野遺跡の発掘調査は終了しました。ありがとうございました。
画像左側の石列に挟まれた茶色の砂が見えている部分が溝ですが、調査を進めたところ、この下にもう一つ溝があることがわかりました。
調査区の南側の溝から軒丸瓦が出土しました。溝の年代を考えるために重要な遺物です。
調査区の北側の溝を掘り下げたところ、床全体に石が敷かれていました。この溝は画像の右側に続いており、石列は失われていましたが床面の石敷きが残っていました。
押出遺跡第6次調査が11月2日より始まりました。
初日はあいにくの雨の中、調査器材の搬入を行いました。
調査に先立って、開始式を行いました。
先行して行っていた表土除去が終了しました。
来週から本格的な調査に入ります。
11月2日から、米沢市に所在する馳上遺跡の第7次調査が始まりました。
建設中の東北中央道のインターチェンジに隣接して整備される道の駅の事業用地が調査の対象です。
発掘は2m×10mのトレンチと呼ばれる溝を、数十か所掘って調査します。
耕作土下の遺物包含層から古墳時代の土器が見つかりました。これから、包含層の広がりを確認するための調査を継続します。
5日(木)にラジコンヘリによる空中写真撮影を行うため、各調査区の清掃を行いました。写真は1区の様子です。
写真のラジコンヘリを使用し、空中写真撮影を行いました。
空中写真撮影後、アルミタワーを建てて各調査区の全景写真を撮影しました。写真は、1区南側(南東から)です。
10月29日に、仙台市地底森ミュージアム・縄文の森広場の職員、ならびにボランティアスタッフと市民文化財研究員の方々が、羽黒神社西遺跡第2次発掘調査の見学にいらっしゃいました。みなさん、大きなフラスコ状土坑をたいへん興味深く見学されていました。
3区と1区の境界付近に位置するフラスコ状土坑の中から、半分が原形をとどめている浅鉢形の土器が発見されました。
秋の深まりとともに、朝の霧もだいぶ深くなってきました。深い霧の中、空撮に向けての清掃作業を行いました。
ラジコンヘリによる遺跡の俯瞰撮影を行いました。
調査も、まもなく終了に向かいます。
最後の追い込みで平面図を作成しました。どうにか金曜夕方までには出来上がりました。これで今年度の調査は終了です。あとは調査区の埋め戻しを行います。
8区南側の完掘状況です。竪穴建物2棟と道路跡の可能性も高い並行する同時期の溝跡などがありました。
8区北側です。右上の丸い石組みは、昨年度調査した井戸跡です。その手前側には、昨年度調査した大溝の続きがありました。予想に反して行き止まりとなり、突き当りは石組みで護岸されていました。さらに手前方向に屈曲する可能性もありますが、近代以降の撹乱により確認はできませんでした。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research