先週紹介した火山灰の下を掘り下げました。
完全な形の須恵器など、たくさんの遺物が出土しています。
西郷小学校地域探検クラブのみなさんが遺跡の見学に来てくれました。
次々と見つかる土器に歓声が上がります。
溝の試し掘りをしたところから多くの土器が出土しました。
その中に墨で文字を書いた須恵器が見つかりました。「縄」と書かれていると考えられます。
調査区中央の竪穴住居跡の調査状況です。
住居跡の東側にはカマドが付きます。
住居跡の床からは、形が良く残った土師器の壷や甕などが多く出土しています。
9月26日に松橋・田向・田向2遺跡の発掘調査説明会が行われました。
およそ70人の方が参加しました。
調査で出土した遺物の説明をしているところです。
みなさん熱心に聞いておられました。
実際に現場で遺構の説明を行いました。
写真は松橋遺跡で検出された掘立柱建物跡の説明をしているところです。
秋雨の晴れ間をぬって、土のうを作っています。
土量のポイントは、軽すぎず重すぎないようにすることです。
今週も先週に引き続き遺構の掘り下げを行いました。
調査区の北側に移るにつれ、遺構の数も多くなってきました。
掘り下げた遺構は写真と記録を取ります。
写真を撮る前に遺構の中と周囲を丁寧に掃除します。
雨や夏の強い日差しから遺構を守っていたシートを洗っています。
今週は北原2遺跡のトレンチ調査を行いました。
場所は遺跡範囲の南端部で、もっとも高くなっている地点です。
調査区の全景です。
雨天時に調査区が荒れないように
河川跡など遺構の上にブルーシートをかぶせています。
雨天後の排水作業です。
地形が山に挟まれた谷なので、
雨天後の湧水が多く大変です。
平板で遺構配置図を作成しています。
晴天時は記録用紙が反射して見にくくなるのを防ぐビーチパラソルも、
時折降る雨を防ぐためにさしています。
不安定な天気が続きました。
雨の合間に調査区の草刈り。
葛、すすきは‘秋の七草’だそうです。
土師器、須恵器の破片がたくさん見つかり、慎重に検出しています。
もうすぐ遺構が見えそう。
来週はよい天気が続きますように!
溝跡の一部に火山灰が堆積していました。
火山灰のある範囲を図面に記録します。
火山灰の周辺からも遺物がたくさん出土しています。
火山灰の下から何が出てくるか楽しみです。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research