「発掘調査速報」カテゴリーアーカイブ

蝉田遺跡(7月2日~6日)


今週も、地道に「掘る・削る」遺構検出作業を行っています。
少しずつ遺跡の様子が見えてきます。


柱を規則的に立てならべた掘立柱(ほったてはしら)建物の痕跡がみつかりました。
9本の柱で建てられ、縦横ともに約3mで比較的小型の建物です。
倉庫として利用されていたのでしょうか?


江戸時代頃と思われる煙管(きせる)の吸口(すいくち)が見つかりました。
煙管はたばこを吸う道具で、吸口は口にふくむ部分(細い方)になります。


山形城三の丸跡12次(7月2日~6日)


先週までのトレンチ調査により、西側の遺構確認面の多くは削平されていることがわかりました。
東側は遺構が確認できると考えられる層まで、再び重機で掘り下げました。


土を丁寧に削り、遺構を探しています。


基本層序の断面図を作成しました。
普段何気なく暮らしている地面の下に、その土地の成り立ちが隠れているんですね。


山形城三の丸跡11次(7月2日~6日)


D-1区西部の竪穴住居跡の調査に着手しました。
十字のベルトを残して、土の様子を確認しながら慎重に掘り下げます。


D-1区の竪穴住居跡西側にある、大型建物跡と思われる柱穴です。
底にはいずれも直径約1mでそれぞれに50~60cm大の礎石があります。


C-1区では先週掘り下げた土坑をさらに掘り下げました。
現れた石の列の下にまだ石があります。


馳上遺跡4・5次・西谷地b遺跡3次(6月25日~29日)


ラジコンヘリを使い、今回の調査が終了した調査区の空中写真撮影を行いました。


ラジコンヘリで撮影した写真です。
今回の調査区は、南北に約170mと、縦に長い調査区で、主な遺構としては、竪穴住居4棟、掘立柱建物跡2棟が検出されました。


空中写真撮影が終了後、新たな調査区の発掘調査を開始しました。
先週まで調査していた場所に隣接する場所です。
今週は、調査区周辺の除草やフェンスの設置といった環境整備を行い、重機を用いた表土の除去も行いました。


田向2遺跡2次(6月25日~29日)


先週に引き続き、調査区(3区)の土坑(SK53)の掘り下げを行いました。
完形の土師器坏(はじきつき)が出土しました。


調査区(4区)の溝(SD60)の掘り下げを開始しました。


溝(SD60)を掘り下げたところ、焼けた石と土師器片(はじきへん)が複数出土しています。


蝉田遺跡(6月25日~29日)


ようやく重機械による掘り下げが終わりました。
遺構や遺物が見つかる場所にブルーシートを敷いて保護しています。


白い火山灰が見つかっています。
火山灰は、十和田火山が噴火した際(西暦915年)のものだと考えています。
噴火した時代の土器も一緒に見つかっています。