「発掘調査速報」カテゴリーアーカイブ

天王遺跡第2次(9月25日~9月28日)

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ようやく井戸枠全体を掘り出しました。井戸枠は3段の曲げ物で作られ、高さ1mほどです。底からは現在もこんこんと水が湧いています。

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井戸枠の下段を遺構から取り上げている様子です。上段部分は半分ほど崩れていましたが、下段部分は腐食がほとんど見られず良好な状態でした。


岩崎遺跡第2次(9月25日~9月28日)

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井戸跡の底からほぼ完全な形の土器が出土しました。

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寄って撮影した写真です。

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調査する地面を平らにするために、水糸を張って定規で高さを測りながら、慎重に削っていきます。

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平らに削りあがった状況です。地面のコントラストがはっきりと見て取れます。


行司免遺跡第4次(9月25日~9月28日)

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溝跡を掘りきった時の写真です。斎串らしきものや箸が出てきました。なお、写真の一番奥の壁の上の層が黒くなっていますが、これは墨や土器が集中する遺構の名残りです。

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調査区全体を西から東に向かって撮影しました。1枚目の写真の溝が手前に見えます。先週お伝えした何本も平行して走る溝も写真中央付近にあります。

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調査区を深く掘ったところ自然木が出てきました


上の寺遺跡(9月18日~9月21日)

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土塁脇の調査区の調査が終了しました。写真右上の部分が土塁です。
土塁に直交する溝が見つかりました(写真中央)。

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溝は土塁にぶつかる部分で途切れていました。土塁と同時期、または土塁が作られた後に溝が掘られたと考えられます。
土層の観察から、新旧2時期の溝があることがわかりました。掘りなおされた新しいほうの溝から、石塔が出土しました。

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板碑宝篋印塔(ほうきょういんとう)五輪塔(層塔?)が出土しました。
左の板碑は60センチ程の大きさです。

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