「発掘調査速報」カテゴリーアーカイブ

玉作1遺跡第3次(5月9日~5月11日)

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5月9日より玉作1遺跡第3次調査が始まりました。
調査前の状況です。今回は、仮設用道路の部分を調査します。

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重機による表土掘削状況です。
70cm掘削をおこなうと、遺物を含んだ土になりました。
この後は方眼状に杭を打ち、手掘りで調査を行っていきます。


矢馳A遺跡第4次(5月9日~5月11日)

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矢馳A遺跡第4次発掘調査が始まりました。砂の部分は昨年度の調査区です。
今年度は、コンクリートや砂利が敷かれている道路部分を掘り下げて調査します。(西から)

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砂の土留めをしている板を撤去しました。
この後コンクリートを剥がし、表土掘削を行います。

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重機でコンクリートを剥がしている様子です。


天矢場遺跡(5月10日~5月11日)

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岩部三十三観音で知られる岩部山山頂付近から見下ろした天矢場遺跡周辺の景観です。(写真中央が天矢場遺跡)
すぐ北側では新しい国道13号線の改築工事が実施されています。

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天矢場遺跡と、隣接する加藤屋敷遺跡2次調査の開始式を合同で実施しました。
調査が安全に進むこと、発掘成果があがることを祈りながら、調査をスタートさせました。

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住宅地や畑地として利用されていた調査区は市道によって四分されています。
小学生の通学路としても利用されているため、安全にはくれぐれも注意して調査を進めなければなりません。

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市道沿いに安全フェンスを張り巡らせた後、調査区の外周を線掘りしていきました。
来週からいよいよ重機による表土除去作業に入っていきます。


上大作裏遺跡第2次(5月10日~5月11日)

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昨年に続く2次調査を5月10日から開始しました。
7月下旬まで3ヶ月ほどの調査期間を予定しています。
先ずは機材道具の積み下ろしからスタートです。

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11日から重機械による調査区の表土掘削を行いました。
写真の奥が昨年度調査した箇所になります。

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中央の黒く四角い範囲は竪穴住居の跡のようです。
時代はこれからの調査で明らかになりますが、周りから出土した土器片などにより、平安時代のものと思われます。


百刈田遺跡第4次(1月22日〜1月26日)


下層面の完掘状況です。この面からは縄文時代の土器片が出土しました。砂礫層からの出土ということがあり、ほとんどの物が磨り減っていました。


関係者向けに現場説明会を行い、現場の状況をみてもらいました。


木の種類などを調べるために流木のサンプルを採取しました。


1月26日をもって、二ヶ月間に及ぶ発掘調査が終わりました。


百刈田遺跡第4次(1月15日〜1月19日)


週初めはよく雪が積もります。


上屋に雪が積もったため、雪下ろしをしてもらいました。自分達では危険なため、業者の方にお願いしました。一日がかりの作業でした。


下層面の作業風景です。流木が多数ありました。遺物は縄文土器片が出土しています。砂利の中からも土器が出土するため、注意深く調査します。


百刈田遺跡第4次(1月9日〜1月12日)


今週から調査を再開しました。上層面から20cm掘り下げたところ、遺物が出土しました。 古墳時代の土器と木製品です。


船状の木製品です。完形品ではなく、半分以上が欠けてしまっています。長さは110cmです。


下層面まで重機で掘り下げました。砂利層にあたり、水がどんどん沸いてきます。水をぬくために排水溝を掘っています。


百刈田遺跡第4次(12月25日〜12月29日)


今週は天候が悪く、寒い日が続きジェットヒーターを用い、調査を行いました。今年は雪がほとんど降らず雪かき等の仕事が無く調査に集中することができました。28日から現場はお正月休みに入り、再開は9日からです。


用途不明の木製品です。流木のそばにありました。詳しいことはセンターに持ち帰り調べていきます。


百刈田遺跡第4次(12月18日〜12月22日)


月曜日は雪が積もっていました。上屋のおかげですぐに調査に入ることができました。


調査風景です。遺構検出面から1m掘り下げました。


上層面の調査が終了しました。河川跡から奈良時代の壺や古墳時代の土器が出土しました。
今後はトレンチを新たに設置し、下層の様子を調べていきます。