八反遺跡(8月8日~8月9日)


河川跡のトレンチ調査もようやく一段落です。
土の堆積の様子から、4つの時期の川が重なっていることがわかりました。


中断していた遺構の掘り下げを再開しました。
土の色の違いを見分けながら慎重に掘り下げていきます。


河川跡の土層断面を写真撮影しています。


森の原遺跡2次(8月1日~8月5日)


あまり遺構・遺物の確認できなかった調査区南東部ですが、掘り下げてみると、
たくさんの土器片の散らばりが確認できました。どれも縄文時代のもののようです。


南東部から出土した矢じり(石ぞく)です。きれいな赤褐色をしています。
長さ2cmほどの小型のものです。


出土した遺物は、測量機器を使って場所や標高を
図面や調査カードに記録していきます。


清水遺跡(4)(8月1日~8月5日)


遺構検出を行っているときに見つかった石器です。
今後の調査に期待がふくらみます。


タワーを建てて、遺跡の全景写真を撮影しました。
この日は、猛暑の中での作業になりました。


山の斜面にある窯跡の検出作業を行っています。
奥の山の向うには、清水遺跡(1)が望めます。


清水遺跡(1)2次(8月1日~8月5日)


今週は快晴の夏空の下、順調に作業を進めることができました。
黒ボク層の上面で検出した遺構を掘り下げ、図面を作成します。


黒ボク上層の図面作成後は、更に掘り下げて下層の遺構を探していきます。


別の場所では何かを燃やした痕跡をもつ土坑を検出しました。
底から大量の炭が出土しています。


沼袋遺跡(8月1日~8月5日)


A区南西部に集中している竪穴住居跡の精査を本格的に始めました。
移植ゴテや竹ベラ等を使って、慎重に掘り進めていきます。


竪穴住居跡を掘っていくと、焼土や多くの土器片等が確認できました。
昔の人たちの生活の様子がしのばれます。


掘り下げた遺構の土層断面図を作成するなど、
記録作業も並行して進めています。


山形城三の丸跡(112号)(8月1日~8月4日)


最後の3区の調査が終了しました。
古代の遺物を含む溝跡や、井戸跡などが確認されました。


8月2日には関係者に調査成果の報告を行いました。


山形城三の丸跡(112号)の発掘調査が無事終了しました。
ご協力いただいた皆様ありがとうございました。


ふるさと考古学講座(1):「遺跡を掘ってみよう!」(7月30日)

7月30日、東根市の八反遺跡でふるさと考古学講座(1)「遺跡を掘ってみよう!」をひらきました。
県内外より多数の参加がありました。


はじめに八反遺跡についての説明や発掘する時の注意点などについて、
映像を見ながら説明しました。


開始当初、あいにくの雨模様だったのですが発掘体験の時間になると、
すっかり雨もあがりました。二つの班に分かれて、夢中になって土器を探しました。


須恵器(すえき)と呼ばれる、約1200年前の土器など大小様々な種類のものが出土されました。
見つけた土器は記録を取るためにそのまま残すことになります。

このたび、「遺跡を掘ってみよう!」に参加された皆さん、残念ながら参加することが出来なかった皆さん、
申し込み下さりありがとうございました。深く感謝申し上げます。
なお、埋蔵文化財センターではふるさと考古学講座に関して
「遺跡を掘ってみよう!」の他にも二つイベントを企画しています。
随時申し込みを受け付けておりますので、ぜひ参加頂けると幸いです。