職場体験:県立村山特別支援学校高等部(10月17日~24日)

県立村山特別支援学校高等部の1年生2名がセンターで職場体験を行いました。


遺物を保護するための綿座布団をつくってもらいました。
段々慣れて、たくさんの座布団をつくっていただきました。


出土した遺物の洗浄作業では、一つ一つ丁寧に洗ってくれました。


センターのイベント速報会のポスターの発送作業です。
厚い紙をきれいにおるのに一苦労です。

6日間色々な作業を真面目に頑張ってこなしてくれました。


埋文センター公開講座:「バスで遺跡を見に行こう!」(10月13日)

10月13日にセンターの公開講座「バスで遺跡を見に行こう!-日本海側北限の古墳文化を探る―」が行われました。

28名の参加者と一緒に、山形市と天童市の古墳やその時代の遺跡をバスで巡りました。


山形市の菅沢(すげさわ)古墳では古墳の頂上で、
発掘調査で様々な種類の埴輪などが多数出土したことなどの説明を受けました。


山形市の大之越(だいのこし)古墳では整備された円墳を間近で見学しました。


山形市の嶋遺跡では古墳時代の集落について説明を受けました。


天童市の西沼田遺跡公園では復元された住居を見学しました。


最後に現在調査中の蔵増宮田遺跡の見学をしました。
河跡から大量の遺物や木製品が出土しています。


蝉田遺跡(10月22日~29日)


これまで調査してきたSG6河川跡と並行して、SG50河川跡の掘り下げも行いました。
SG6に比べ、遺物の出土は少ないようです。


SG6河川跡から見つかった遺物です。
今週も人形(ひとがた)がみつかりました(手前右側)。
縦17cmで、以前見つかった物(縦26cm)に比べると、小さいサイズです。


SG6河川跡からみつかった木製品で、ツチノコと考えられます(長さ18cm)。
ツチノコは、蓆(むしろ)などを編む時の錘(おもり)です。
中央部分を細く削り、そこに巻きつけて使用するようです。


図面作成を行っています。
規則的に配置されたと考えられる遺構の断面(遺構の掘り方・深さ)や、遺構間の間隔などの情報を図化します。


馳上遺跡4・5次・西谷地b遺跡3次(10月15日~19日)


今週からは、今年度の発掘調査では最後の調査区となる、国21区の調査を開始しました。
調査区は、米沢市道にあたるため、道路のアスファルトの除去から始めます。


アスファルト・表土の除去が終わったら、ジョレンによる面整理を行い、
遺構・遺物の確認をしていきます。


今回の調査区は、東西に細長い調査区となっています。
まだ未確定ですが、溝状の遺構と多数の柱穴らしき痕跡が確認されました。
今後、さらに面整理・遺構検出を進めていきます。


八反遺跡2次(10月15日~19日)


調査区西側端にある川跡とみられる遺構を掘り上げました。
遺物の数としては少ないのですが、雨水が入ってしまうと土をあげるのも一苦労です。


以前紹介した「坩(かん)」が出土した地点の周りからも、古墳時代のものと思われる土器が多数出土しています。
また、27日(土)の調査説明会では見つかった遺構や出土した遺物を紹介します。