山形城三の丸跡第15次(7月7日~11日)


6区の砂層にサブトレンチを入れて、
堆積状況や遺物の出土を確認することにしました。


一番上の層からは、9世紀頃の土器片が見つかりました。


9、10日は台風に伴う大雨が山形県内で降りましたが、
遺跡は水はけが良い地盤なので、大して雨水がたまることはありませんでした。


八幡一遺跡(7月7日~11日)


A区、先週末の雨のため表面に流れ込んできた土砂を、ジョレンで剥ぎ取っています。


B区、週末に予想される台風に備えて、周囲に溝を掘っています。


豪雨のため屋内での作業。
以前A区で掘り出した板碑を洗浄しています。


豪雨翌日のA区の状況。
冠水したため排水作業が大変です。


山形城三の丸跡14次調査現場見学:霞城学園(7月8日)


霞城学園高校生涯学習講座の受講生の皆さんが、山形城三の丸跡14次の発掘現場見学に来て下さいました。
井戸跡と思われる場所から大量の割れ瓦が見つかりました。
こういったものも写真だけでなく、欠片の一つひとつがわかるように、きちんと図化して記録します。
国道112号の拡幅工事に伴う発掘は、今年で4年目になります。
これまでの発掘の成果も見ていただきました。


羽黒神社西遺跡(7月7日~11日)


1区中央部の面整理作業状況です。


1区中央部西側の面整理作業状況


1区中央部西側の面整理作業。
削った土をキャリアダンプで効率よく搬出します。


2区尾根部分の面整理作業。
この部分は地盤までが浅くてとても硬く、掘り下げるのが大変でした。


1区西側縁の面整理状況です。
ここまで来ればもうすぐ1区の面整理は終了です。


週の半ばから連日の雨、面整理が終わったばかりの1区を保護するために、
前面にシートを敷き詰めました。


4区の尾根上、平坦面から出土した縄文中期中葉の土偶です。
今回の調査では初めて出土例となるものです。


山形城三の丸跡14次(7月7日~11日)


山形県立霞城学園高等学校の生徒と引率の先生が、遺跡の見学にいらっしゃいました。


須恵器と土師器の違いや、「せともの」について等、三の丸跡の出土品を使って職員が説明をしています。


山形県立霞城学園高等学校の生徒が見学していた瓦の写真です。
L-1区から出土しました。


職場体験:上山市キャリアスタート(7月1日~3日)


今年も上山市の中学生が職場体験に来てくれました。
はじめの仕事は土器洗いから。
村山市の羽黒神社西遺跡から出土した、縄文土器に挑戦してもらいました。


7月の下旬から、子どもミュージアム向けの展示に模様替えしますので、そのお手伝いの様子です。
土器を大事に抱えて棚に並べていきます。


今日は『山形城三の丸跡』の整理作業現場におじゃまして接合作業を体験しました。
接合できるかけらを見つけるのは難しいことを痛感しました。


最終日は、勾玉作りの講習会です。
再生琥珀の材料をひたすら削ります。
滑石よりも堅く小さいので、作業は大変でしたが、
自分だけの宝物ができました。


羽黒神社西遺跡(6月30日~7月4日)


調査区南から撮影した遠景写真です。
今週は、1区の面整理作業をしました。
すでに、真夏のような暑さのなかでの作業でした。


調査区のすぐ近くに、器材を置くための仮設倉庫を設置しました。
発掘調査に従事する元大工さんが、あっという間に組み立てていきました。


調査区内には、切り株がたくさんあります。
ひとつひとつ切り株周囲の土を取り除き、チェーンソーを使って格闘しながら、切り株を切り倒しています。


調査区の南西側の1区の面整理をしました。
頂部付近で、遺構(大型土壙)と思われる痕跡が確認されました。


調査区の南側には、溜池があります。
溜池には、たくさんの動植物が生息しています。
写真は、「ショウジョウトンボ」。
今週くらいから、姿を現すようになりました。


Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research