馳上遺跡(11月22日~11月26日)


発掘調査終了日まであとわずかとなり、作業を急ピッチで進めています。
写真は竪穴住居跡の平面図を作成しているところです。


14区北側の完掘状況写真です。
竪穴住居跡や柱穴が密集している様子がよくわかります。


空中撮影用のラジコンヘリです。
14区の完掘状況写真を撮影しました。


森の原遺跡(11月15日~11月19日)


調査区壁面の土層の堆積状況を記録するため、
何層に重なっているか、土層の状態を見ながら層を分けました。
そして、分けた土層を実測し、図面を作成していきます。


土層の堆積状況を記録した図面を作成したら、
今度は調査員が各層の土の色調や質感を調べます。
そして、各層の土の特徴を記録していきます。


沼田2遺跡(11月15日~11月20日)


すっきりとした青空のもと、最後の遺跡全景写真撮影に向けて掃除をしました。
雨などで汚れた土をジョレンを使ってきれいにしていきます。


ラジコンヘリによる空中撮影を行いました。
作業員の皆さんも興味深々の様子で、
作業しているヘリをみんなで見上げています。


タワーを建てて調査区の全景写真撮影を行いました。
濃い霧の中での撮影でしたが、黒色土が広がる調査区に
掘り下げた遺構が黄色に浮かび上がり、
これまでの作業が思い出されました。


11月20日(土)には発掘調査説明会を行いました。
多くの皆さんが参加して下さり、出土した遺物や調査区を見ていただきました。


東熊野苗畑遺跡(11月15日~11月21日)


今週も、主に河川跡の掘り下げ作業を行いました。


河川跡の下層からは縄文土器が出土しました。
しかし、摩耗状態などから、ここで廃棄されたものではなく、
上流から流れてきたもののようです。


河川跡の上層からは平安時代の遺物が出土します。
そばにある竪穴住居跡の住人が廃棄したものでしょうか。


トータルステーション(測量機器)を使って、
遺物の出土地点を記録していきます。


11月21日(日)は発掘調査説明会でした。
109人もの方々にご来跡いただきました。
大勢の方々に発掘調査の成果を披露でき、
心より御礼申し上げます。


清水遺跡(2)(11月15日~11月21日)


霧の朝です。
幻想的な雰囲気ですが、測量機器を使うには少し苦労しました。


複数の住居跡が重複しています。
平面では新旧関係が大変わかりにくく、
断面を確認しながら掘り下げています。


写真の土坑のなかには、火山灰がこんなに分厚く積っていました。


清水遺跡(1)(11月15日~11月19日)


溝跡を掘り上げた様子です。
溝跡が屈曲した部分を一段深く掘り下げ、
水場として利用していたと考えられます。
ここから大量の遺物が出土しました。


平安時代の竪穴住居跡です。
周囲に溝跡が巡ります。
写真奥にはカマド跡が見つかりました。


この時期、午前中は霧が立ち込める日が多くなります。
霧の中で遺構の標高を測る作業をしています。


Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research