「発掘調査速報」カテゴリーアーカイブ

天矢場遺跡(6月25日~6月29日)

tenyaba-0625-1.jpg
柱穴の掘り下げ中に、ところどころでこのような土器の破片が出土しています。

tenyaba-0625-2.jpg
梅雨時期なので、掘り下げ範囲をあまり広げず、狭い範囲を集中して掘り下げするようにしています。雨が降ったときに、迅速な対応がやり易いからです。

tenyaba-0625-31.jpg
B区で見たような、陥穴に似た形状の土坑がA区でも見つかっています。遺物等が出土していないため、詳細は不明です。


堤屋敷遺跡第2次(6月25日~6月29日)

tutumiyashiki06251.jpg
2区の北半部で確認された掘立柱建物です。2間×3間の母屋に、庇(ひさし)が1面つく建物のようです。

tutumiyashiki06252.jpg
土層を観察するために設定したベルトの掘り下げ作業を行いました。

tutumiyashiki06253.jpg
前の写真の作業で出土した漆器の皿(RW12)です。底の部分に「米」という文字が刻まれています。


行司免遺跡第4次(6月25日~6月29日)

gyouzimen_0625_1.jpg
行司免遺跡ではいたる所で炭や土器が集中しています。現在、これらの集中箇所を掘り下げて調査を行っています。

gyouzimen_0625_2.jpg
先週もお伝えした箇所です。調査を進めると、ぼんやりと黒い土が、やや四角くまとまってきました。

gyouzimen_0625_3.jpg
行司免遺跡の溝は奈良・平安時代のものよりも新しいものもあります。このかんざしも新しい時期の溝から出てきました。


上の寺遺跡(6月18日~6月22日)

kaminotera_0618_1.jpg
今週も重機による表土除去が続きます。
段差の部分はアームをいっぱいに伸ばして掘り下げます。

kaminotera_0618_2.jpg
ようやく表土除去が終わりました。
これから遺構を探す作業が始まります。

kaminotera_0618_3.jpg
斜面を人力で削ると、複雑な形が現れました。
昔の人の土木工事の苦労がわかります。