重機による掘り下げが終わりました。左半分が新しい調査区です。
ジョレンという道具を使って、さらに地面を平らに削っていきます。
地面の色の違いから、円い穴の跡がわかります。
溝跡を掘下げています。数は少ないですが、平安時代の土器のかけらが見つかりました。
柱穴の掘り下げ中に、ところどころでこのような土器の破片が出土しています。
梅雨時期なので、掘り下げ範囲をあまり広げず、狭い範囲を集中して掘り下げするようにしています。雨が降ったときに、迅速な対応がやり易いからです。
B区で見たような、陥穴に似た形状の土坑がA区でも見つかっています。遺物等が出土していないため、詳細は不明です。
古代の住居跡を調査しています。床面ははっきりしませんが、住居跡の周りに幅の広い溝が巡らされています。
調査区の中央を横断する古代の溝跡(SD1)の土層断面です。砂質土と粘質土が相互に堆積しています。
2区の北半部で確認された掘立柱建物です。2間×3間の母屋に、庇(ひさし)が1面つく建物のようです。
土層を観察するために設定したベルトの掘り下げ作業を行いました。
前の写真の作業で出土した漆器の皿(RW12)です。底の部分に「米」という文字が刻まれています。
F区の面整理をしているところです。表面を削り、遺構の存在、形、大きさを確認しています。
移動に利用している農道の修復作業をしました。砂利を敷いたり、泥落としをしました。
豪雨により調査区が水没してしまいました。
翌日水が引いた様子です。調査区の中に泥がなだれ込んでいました。半日をかけて復旧作業をおこないました。
溝跡から古墳時代の土器が出土した様子です。
溝跡から出土した土器です。
柱穴を掘ったところ、柱がまだ残っていました。同じ柱穴から土師器と見られる土器片が出土しています。
先行して調査を行った箇所の調査が終了しました。ここに工事用の道路が通ることになります。
行司免遺跡ではいたる所で炭や土器が集中しています。現在、これらの集中箇所を掘り下げて調査を行っています。
先週もお伝えした箇所です。調査を進めると、ぼんやりと黒い土が、やや四角くまとまってきました。
行司免遺跡の溝は奈良・平安時代のものよりも新しいものもあります。このかんざしも新しい時期の溝から出てきました。
今週も重機による表土除去が続きます。
段差の部分はアームをいっぱいに伸ばして掘り下げます。
ようやく表土除去が終わりました。
これから遺構を探す作業が始まります。
斜面を人力で削ると、複雑な形が現れました。
昔の人の土木工事の苦労がわかります。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research