先週の県内では、台風や局所的な豪雨がありましたが、鳥海山頂に沸き立つ積乱雲がみえるものの、遺跡のある女鹿一帯ではほとんど雨が降りませんでした。
本格的な暑さのなか、C区西側の遺構精査を行いました。
遺構精査では、遺構のなかに堆積した土がどのような過程で埋まったのかを調べるために、まず半分を掘ってその断面を観察し、記録します。C区西側では、杭や柱穴の可能性がある遺構が数基確認されました。
先週の県内では、台風や局所的な豪雨がありましたが、鳥海山頂に沸き立つ積乱雲がみえるものの、遺跡のある女鹿一帯ではほとんど雨が降りませんでした。
本格的な暑さのなか、C区西側の遺構精査を行いました。
遺構精査では、遺構のなかに堆積した土がどのような過程で埋まったのかを調べるために、まず半分を掘ってその断面を観察し、記録します。C区西側では、杭や柱穴の可能性がある遺構が数基確認されました。
今年度より山形県内で発掘された成果を公開展示する市町村展が開催されます。記念すべき第1回目は庄内町です。
庄内町文化創造館 響ホール 1階コンコースにて、
企画展『発掘された庄内町の遺跡』を開催しています。
これまで発掘調査が行われた庄内町の遺跡、6遺跡の遺物を
一挙公開です。昭和に発掘されたものが多く、今回初めて皆さんの目に触れる遺物もたくさんあります。
ぜひこの機会に庄内町の歴史に触れてください。
[展示期間]
令和3年8月2日(月)~8月12日(木)
[展示場所]
庄内町文化創造館 響ホール 2階町民ギャラリー
[開館時間]
9:00~22:00
[ギャラリートーク]
令和3年8月8日(日)14:00~ 予約不要
リーフレット(PDF)
なお展示・ギャラリートークへお越しの際は
新型コロナウィルス感染対策にご協力をお願いします。
毎日、暑い日が続いています。その中でも作業員さんはきびきびと作業を行ってくれます。
調査区中央にある大きな土坑を掘り上げました。近世の陶磁器や、銅で作られた板状の遺物が出土しました。1区の作業は終了し、来週から新しい調査区に入ります。
遺構検出が一段落ついたところでドローンによる空撮を実施しました。厳しい日差しが照りつけるなかでの撮影となりました。
3つの排土山のある場所(写真中央)が昨年度の調査範囲で、隣接する左側の三角形部分と右側のL字形部分が今年度調査区です。土偶出土で知られる杉沢A遺跡は奥の山麓に位置します。
昨年度調査区の空撮画像(赤枠内)と合成してみました。昨年度調査区の南側を東西方向に走る旧河道の黒色土が、今年度の西側調査区(写真左側)で南へ曲がる様子が見て取れます。
C区のⅤ層上面に残された遺構の検出を行いました。7月の中旬でしたが、すでに真夏の暑さの中で、作業を行いました。
平安時代のころと思われる土師器の坏(つき)が出土しました。水林下遺跡では、摩滅した土師器の破片が多く出土しましたが、このように残りの良いものは珍しいです。
遺構検出が終わり、C区全体の写真をドローンを使って撮影しました。
比較的平坦な場所には、柱穴や溝などの遺構が残されていました。また、写真のように、遺跡が日本海に近いことがよくわかります。
今年度最後となる小学校への出前授業、川西町立犬川小学校です。
想像していたより軽い縄文土器にみんな興味津々です。
「どうやって作ったのかな?」
火起こしに挑戦です。汗だくになりながら頑張ったおかげで火が付きました!
残り少なくなってきました出前授業、今日は鶴岡市立斎小学校です。体育館が工事中とのことで、小学校の隣の斎コミュニティセンターをお借りして授業を行いました。
グループに分かれて火起こし体験です。
中々上手くいきませんが、頑張り抜いてなんとか火がつきました。
弓矢体験では動物を倒すたびに歓声が!
『今日の夜ご飯はクマだ!』
夏休みに合わせて特別展を開催します。
カオのない土偶が出土した上竹野遺跡(大蔵村)の出土遺物を一挙公開します。縄文時代から弥生時代へ大きく文化が変化した、
その狭間の貴重な土器や石器です。
ぜひご覧ください!!
また火起こしや弓矢も体験できます。
ぜひお越しください。
チラシ(PDF)
日時:令和3年7月26日(月)~8月20日(金)
午前9時~午後4時
※土・日・祝日はお休みです
なおお越しの際は、マスク着用および手指消毒・体温計測等の
コロナウィルス感染対策にご協力をお願いいたします。
調査が進み、穴が多くなり、凹凸も増えてきました。足場に注意しながら調査をしています。
梅雨明けが宣言され、これからは暑さとの戦いになってきます。そんな中、1区の終了が近づいており、この日は完掘写真を撮影しました。写真は撮影に向けた準備の様子です。
1区の完掘写真です。近世のごみ捨て穴や整地層、柱穴などが見つかりました。次週は土の見づらい箇所について遺構がないかを改めて確認します。
柱穴と考えられる遺構を浅く掘り下げ、柱の痕跡や柱材を抜き取った穴がないか確認します。
これは2つの柱穴が重なっています。土質や色調などの違いから、左側の柱穴の埋め土を右側の柱穴が掘り込んでいると判断できます。
江戸時代頃の小型の柱穴が複数見つかりました。一直線に並ぶところもあり、掘立柱建物を構成するものが含まれるようです。