調査も終盤を向かえ、土層記録用に残したベルトの除去をし、土器がまとまって出土した区域は再度拡張をおこないました。
拡張した範囲での土器出土状況の一部です。破片が折り重なるように 密集しています。
掘りあげた遺構の形や深さを計測する遺構測量を、外部に委託して実施しました。
調査も終盤を向かえ、土層記録用に残したベルトの除去をし、土器がまとまって出土した区域は再度拡張をおこないました。
拡張した範囲での土器出土状況の一部です。破片が折り重なるように 密集しています。
掘りあげた遺構の形や深さを計測する遺構測量を、外部に委託して実施しました。
最後に残った調査区の斉藤家跡の完掘写真です。写真中央が先週お伝えした建物跡のあった場所です。
今週で発掘調査が終了するので、半年間頑張ってくれた作業員さんと一枚撮りました。本当にお疲れ様でした。
調査区北側の遺構検出を行っています。土が非常に見づらく検出が難しい状態です。調査員、作業員共々全員で面整理をしています。
東西に流れる溝跡が検出されました。排水に使用されたのでしょうか?
調査区全体や遺跡の周辺が分かるように、ラジコンヘリを用いて上空から写真を撮りました。
B区の全景です。B区からは焼土遺構や河川跡・竪穴状遺構・土壙などが検出されました。また、重機が動いている盛土の部分は7月まで調査していたA区です。11月2日(木)をもって半年間にわたる調査が終了しました。
空撮のために、各調査区を丁寧に掃除しました。
11月1日に空撮を行いました。天気にも恵まれました。翌日、A〜Cの各調査区の写真を撮影しました
C区の包含層から土師器が多数出土しています。写真は坩の体部です。
C区西端の包含層から、土師器の坏や甕などが完形に近い状態で出土しています。
調査区の中を通っていた農道の付け替え工事を行ないました。
これから農道が通っていた部分の調査を行ないます。多くの遺構が見つかりました。
今日は山形六中の文化祭行事に招かれました。
縄文人も身につけたまが玉を作ります。出来ばえはなかなかのもの、さすが六中生というところです。
縄文時代に思いをはせながら仕上げの磨きを行ないました。
E区の河川跡のトレンチです。以前墨書土器が出土した周囲を少し掘り下げたところ、たくさんの土師器片・須恵器片・木製品などが出土しました。さらに、遺物が増えることを期待しています。
10月27日(金)に調査説明会を行いました。朝方に雨が降り、足元の悪いなかにもかかわらず、参加していただいた皆様ありがとうございました。
説明会で展示した遺物の一部です。
10月29日(日)に現地説明会を開催しました。地元小国町や県内の方など約85名の参加があり、宮城県や新潟県の研究者も来ました。
今回の調査成果は、県内(東北地方含む)では稀少な集落構成の分かる遺跡が発見された事、多量の遺物内容から新潟県(北陸地方)などとの関わりが分かりそうな事があげられます。
今週は遺構の完掘作業を行いました。川沿いの集落の縁辺には、フラスコ状や袋状を呈した土坑、根固め石を持つ柱穴群がまとまって分布しています。