
小国町立叶水小中学校の皆さんが、下叶水遺跡の見学と体験発掘に来て下さいました。まずはじめに縄文時代についての説明を聞いてもらいました。

下叶水遺跡の発掘現場に入り、遺跡の説明を受けています。右下に見えるのが完全な形で出土した埋設土器です。子供のお墓だったのかな?「ちょっと怖ーい」なんて声も聞かれました。

さあ次はいよいよ発掘体験です。発掘の方法をきちんと聞いて、すごいものを掘り当てるぞ!という気合が感じられました。

猛暑の中での発掘体験でしたが、みんな一所懸命に取り組んでくれました。最後に、色々な質問や感想を聞かせてくれました。

先週に引き続き帯金具が出土しました。鉸具(かこ)という部品でベルトのバックルの部分にあたります。

昨年見つかったSD4と呼んでいる溝の残りの部分を掘り下げたところ火山灰(正面の真っ白い弧状の層)の上から、祭祀に使った木製品やどこも壊れていない須恵器の坏が出てきました。

2枚目の写真のアップです。すぐ脇に祭祀に使われた木製品である斉串がありますが曲がってしまっています。

雨続きで手がつけられなかった溝の測量を行ないました。残しておいたベルトで土の堆積の様子を記録しました。

測量が終わると、あっという間にベルトがなくなっていきます。

うきたむ風土記の丘考古資料館に博物館実習に来ていた学生さんたちが、発掘の実習に来ました。

RP37出土状況 A区の河川跡から須恵器の小壺が出土しました。頸が破損しています。

C区遺構精査 溝跡やピットが集中している場所の遺構精査をしています。

C区溝跡遺物出土状況 土師器の破片が溝跡から集中して出土しました

現在調査中の南端畝状遺構です。近世以降のものと思われます。

調査区北側の完掘の状況です。地山が砂地なので、雨が降ると遺構上端が崩れてきそうです。今週から地形測量の委託業務が始まります。

調査説明会が8月4日(金)14:00〜行われました。60名の参加を得て、会場いっぱいに人があふれました。地元の方々の参加も多く、周囲に支えられ、ここまで調査が進められたことを実感しました

写真手前の溝を掘り始めました。また先週から引き続き、土塁の盛られた土を取り除いています。

館方向から撮った写真です。柱穴が10基ほど見つかりました。土塁や溝をすべて掘り終わり、8月4日に調査を終了しました。

E区はすっかり冠水し、連日排水作業をして水が引くのを待っています。

今週は、D区を掘り下げました。須恵器の破片などが出土し、範囲を広げながら掘っています。

梅雨明けし、これからは毎日暑い中での作業が続きます。

8月2日に山ノ下遺跡と稲荷山館跡合同で現地説明会を行いました。

現地説明会が終了した後に土器の取上げを行いました。大変もろい状態であるため、丁寧に取上げています。

今週は完形に近い縄文土器が出土しました。この土器の発掘を担当した作業員さんもうれしそうです。

中山町と寒河江市の小学生40名が、中山城跡にサマースクールの一環で見学に来ました。古代の魅力に触れて、楽しそうに見学しています。

梅雨も明けました。記録作成用の写真撮影では、テントを設営し、照明を当てての作業となりました。

平面の規模はそれ程ではありませんが、柱根の残るものは特に深いようです。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research