
天王遺跡では柱穴が多数確認されています。順次記録をとっていきます。
この井戸枠は、深さ数十cmありそうです。

縄文時代後期の住居跡を掘り下げています。住居内から土器が多く出土しました。

住居跡の土器の出土状況です。縄文土器の文様の特徴から約3000~3500年前の縄文時代後期後半に属するようです。

9月21日に調査説明会を開催しました。当日、30℃を越す暑さの中、おいでいただいた皆さんに感謝いたします。

調査もいよいよ終盤を迎え、現在調査区南側の古墳時代の下層面を掘り下げています。

古墳時代の下層面では畑のうねと思われる溝状の遺構が検出されました。

調査区南側で検出された古墳時代の浅い土坑ですが、全面に炭が認められ、火を炊いた跡と考えられます。

先週クルミの収穫状況をお伝えしましたが、現在洗って乾燥しているところです。これからセンターの様々な活動に利用されることでしょう

4区の南側で検出した東西へと伸びる大溝(SD205)です。先週お伝えした溝跡と同じように内耳土鍋やすり鉢、石臼等が多く出土します。

21日(金)午後から、現地で調査説明会を行いました。地元の米沢市の皆さんを始め、約20名の方に参加をいただきました。

今週も排水作業からのスタートとなりました。

井戸跡から、木の枠と多くの土器が出てきました。
これから慎重に掘り進めていきます。

遺構から潰れた状態で土器が確認されました。
復元できそうです。

溝跡から古銭が見つかりました。
磨耗が著しく、文字ははっきりとは読めませんでしたが、
「元」という文字は確認できました。

遺構の掘り下げをしています。土の色を観察しながら慎重に掘り下げていきます。

陥穴を掘りました。深さが約90cmで幅が約30cm程のとても狭い陥穴です。

溝跡を掘りきりました。

炭が擂鉢状に検出されました。須恵器のかけらが出ており、これには何かの文字が書かれていました。

文字がはっきりと見てとれる資料です。「矢」「作」とも読めるようですが、「矢」に見える文字は別な文字にも見て取れます。文字の解読は整理作業の際の課題の一つとなります。

午前中の雨が上がった午後、水はけの良い場所を選んで遺構の掘り下げを行いました。
狭い調査区、お互いにぶつからないよう気をつけながら作業します。

石や焼土が出土した大型の遺構です。大きな石がまとまっている所や、底面に石が敷き詰められたようなところ、土と石を一緒に投げ入れられたような所など、場所によって石の状況が異なっています。

上の遺構から出土した青磁のお碗です。外側に雷文(四角い渦巻き模様)が施されています。15世紀後半頃と考えられます。

今週は柱穴の調査が中心となりました。ほとんどの柱穴は腐ったり抜かれたりして柱は残ってないのですが、いくつか柱が残っているものがあります。

今週調査した井戸跡です。井戸の底にはしっかりと曲物が残っていました。井戸を閉鎖したことを示す様に大きな石が数個入っていました。

遺構にさしている箸は「この遺構の図面をとってください」というサインです。

河川跡から木製品が出土しました(土層観察用アゼの部分)。何点あるか分かりますか。

出土した木製品を取りあげています。壊れやすいので、慎重に作業をします。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research