
5区の溝や柱穴を掘り下げました。

5区の西壁面の断面図を作成しました。
大きく浅い溝と思われる遺構に重なっています。

1区の明治、大正時代と思われる土坑から、
牛と思われる大型動物の骨が見つかりました。頭骨です。

市道南側の竪穴からも土器が出土しました。
撮影のためにきれいにしてあります。

今週は市町村の文化財担当者研修が行われました。
これは図面作成の研修中です。

市道南側の斜面からも新たに住居跡が見つかりました。
ベルトを残して掘り下げます。

3区の面整理を再度行いました。
3区は、1区や2区よりも遺構が残されている可能性が高いです。
本格的な調査は、来年度以降になります。

半裁したフラスコ状土壙の底面の測量を行いました。

半裁した部分の底面を測量した後、断面をよく観察するために、
半裁した側を四角く掘り下げました。
おかげで、土壙の中の堆積層の様子が、よくわかりました。

7日には、本遺跡の調査成果を一般に公開する現場説明会を行いました。
寒い中での説明会になりましたが、遺跡に興味がある多くの方々が来跡されました。

鶴岡市の鶴岡市役所櫛引庁舎にある櫛引公民館にて、企画展『足元には文化財展』を開催しています。
旧櫛引町や鶴岡市内の遺跡から出土した縄文時代から近世までの様々な遺物を展示しています。
国宝「縄文の女神」(レプリカ)も展示中です。
[展示期間]
平成26年10月31日(金)~11月29日(土)
[開館時間]
8:30~21:30
[展示場所]
鶴岡市役所櫛引庁舎 櫛引公民館 2F (地図)
埋文まつりでのお披露目も終わり、八反遺跡の一括出土銭が保存処理のため旅立って行きました。

曲物部分が乾かないように、水を含ませた布を巻きます。

運搬時の振動で古銭が動かないように、ラップを敷いた上で濡れたティッシュを隙間に詰め込みます。
曲物の大きさにくりぬいたウレタンで厳重に梱包し、慎重に運ばれていきました。
今後、曲物部分に含まれた水分を薬品と入れ替え、また古銭部分が錆びないような処理を施します。保存処理後は長期間の保管や展示ができるようになります。

今週は、C区に広がる柱穴や土坑の遺構掘り下げ作業を進めました。

迫る遺跡の空中撮影に向け、
調査区周辺の除草作業も並行し進めていきます。

C区東側から出土した木棺の下から、磁器製の皿と、
表面に絵が描かれ彩色された木製の板が見つかりました。
副葬品の一部だとおもわれます。

1区の遺構を検出し、精査をしました。

トータルステーションを使い、平面図を作成します。

2区を重機で掘削しました。
現地表面から約2mの深さまで掘り下げた所で地山面に当たりました。
南側に立ち上がりを確認できたことから、堀と判断しました。
予想より浅かったのですが、湧水が激しく崩落の危険性が高いので、
来年度以降に再調査をする予定です。

0-3区の土坑から、お金(洪武通宝)が出土しました。
このお金は、お隣、中国に明ができた年、すなわち、
明・初代皇帝・洪武帝の洪武元年(1368年)に発行されたもので、
永楽通宝とならび明銭の代表的なお金です。

洪武通宝の一部には裏面に鋳造地を示す文字があります。
「浙」「福」「桂」「北平」などの文字です。
この出土銭にも「福」の文字が刻まれています。

0-2区の全景写真です。
この調査区の調査も終わりに近づいています。

今週は市道の南側の掘り下げを進めています。
住居跡のような遺構が多く出ています。

住居跡と思われる遺構から砥石と考えられる大きな石が出土しました。

北側の遺構も現地説明会に向けて清掃を行います。
これは落とし穴と考えられる遺構です。
11月9日(日)に八幡一遺跡の現地説明会を行います。
調査では平安時代や中世の遺物が出土しています。
また中世の井戸跡なども見つかっています。

底に「佛法為」と記された平安時代の小型壺
ぜひ足をお運びください。
現地説明会案内(PDF)
日時:平成26年11月9日(日) 13:30~
調査遺跡:八幡一遺跡
場所:川西町大字大塚字八幡一(地図)
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research