先週に引き続き溝跡の精査作業を行いました。
竹串のラインを目印に地層ごとに掘り下げていきます。
北側で検出した土坑は深いものもあり、腹ばいになって掘り下げています。
調査も終盤にはいり、平面図の記録作業も忙しくなってきました。
いくつかのペアで並行して図面をとっていきます。
今週も遺構の掘り下げを行っています。
比較的大きな土坑を慎重に掘っています。
倒木の痕跡です。
調査区内ではこのような倒木痕が複数発見されています。
土器片が出土しているものもあります。
遺構平面図を作成しています。
遺構の掘り下げがほぼ終わり、平面図などの記録作業が多くなってきました。
調査区の北西側で検出された掘立柱建物跡の精査作業を行っています。
精査の結果、柱痕が確認されたものもありました。
測量機械(トータルステーション)で遺構の平面記録を作成しています。
記録作業も発掘調査の中で重要な仕事です。
これは調査区の中央部にある河川跡で出土した縄文土器です。
口縁部がしっかりと残っています。
調査も遺構を掘り下げる段階に入りました。
ここでは複数の竪穴住居跡が重なっているため、慎重に調査を進めています。
並行して遺構の記録作業も行なっています。
これは竪穴住居跡にある土層の状況を図面に記録しているところです。
隣のB区からは、1mを超える深さの溝状遺構を掘りました。
動物を捕まえる「落とし穴」だったのでしょうか。
竪穴住居跡を掘り下げたところ、火山灰が堆積する土坑が重なっていました。
火山灰は溝跡から見つかったものと同じで、平安時代に降った火山灰と考えられます。
13日、村山市文化財保護審議委員の方々に発掘調査の様子を見ていただきました。
14日には相馬教育長(センター理事長)が視察に訪れました。
二台の重機で工事用道路と表土を除去しています。
地面をきれいにして遺構を検出します。
排水用の溝を掘っているところです。
地味な作業ですが、かなり重労働です。
14区第2期の様子です。
重機による表土除去と並行して面整理を開始しました。
どうやら竪穴住居跡が10軒以上あるようです。
15区河川跡の掘り下げを行っているところです。
湧水が激しいため、排水ポンプを使いながらの作業です。
掘立柱建物跡の完掘状況写真です。
3間×2間の長方形のようです。
竪穴住居跡内で確認された柱です。
住居を支えるため、床面から約70cm下まで柱を打ち込んでいます。
住居跡内から石製の紡錘車(ぼうすいしゃ)が出土しました。
布をおる時などに使われる糸に、よりをかけるために使われたものです。
直径4cm程で、平たい円形をしています。
中央には穴が開いており、これに棒状の軸を差し込んで使います。
今週をもって、鎌倉上遺跡の発掘調査は無事終了しました。
ご協力・ご尽力いただいた皆様ありがとうございました。
先週に引き続き、地表面をきれいに削って平坦にしています。
少しずつ削ることを何度も繰り返して、丁寧に作業を進めています。
調査区の壁面で土層の断面を調べています。
土の堆積状況をよく観察し、土層ごとに分けて線を引きます。
土器片が出土しました。
10月4日から、村山市土生田地区にある森の原遺跡の発掘調査が始まりました。
写真は、調査範囲の設定を行うため、基準となる杭の位置を確認しているところです。
発掘調査開始が急に決まったこともあり、
まだ調査事務所や器材庫が完成していません。
そのため、昼食は外でブルーシートを広げてとっています。
ピクニックのような気分です。
重機を使って表土を除去しているところです。
限られた期間の中で、今後どのような遺構や遺物が検出されるか楽しみです。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research