
発掘作業が終了した調査区の全体を撮影するため、タワーを組みます。

手前と右手に中世の区画溝が走り、奥のほうに柱穴が密集している状況です。

今週後半は新たな調査区の溝跡・柱穴の掘り下げに着手しました。

竪穴住居跡のカマドの断面図をとっています。

梅雨明けした今週は、強い日差しで地面がすぐ乾燥します。
写真撮影をする際には、土の色がよくわかるようにジョーロでの水撒きが欠かせません。

捨て場と思われる土坑です。
長さ3メートル、幅2.4メートル程の楕円形です。

土坑(上の写真)から出土した遺物です。
土師器と須恵器が主で、その量はカゴ3つ分にもなりました。

今週から遺構の掘り下げ作業に入りました。
移植コテを使って、慎重に掘り下げていきます。

調査区西側に位置するSX119の掘り下げの様子です。
2.8m×2.1m程の長方形の形をした遺構になります。

掘り下げてみると、底から石製模造品が出土しました。
孔(あな)が2つあいています。

J6トレンチの遺構の掘り下げを行いました。
この日も相変わらず暑い日となりました。

調査区東端にあるJ1~3トレンチの写真を撮るために、
アルミタワーを設置しました。
写真は組み立て完了後の様子です。
「鶴岡市立図書館」で展示会を行っています。
鶴岡市内で見つかった多くの遺跡について、
パネルや出土品を展示して紹介しています。
鶴岡の歴史を知る良い機会ですので、ぜひ一度ご覧ください。
展示会チラシ(PDF 614KB)

畑田遺跡:土師器(はじき)
開催期間:7月17日(土)~8月29日(日)
開館時間:9時30分~17時(平日) 9時30分~17時15分(土・日・祝日)
休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌火曜日)
開催場所:鶴岡市立図書館
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「村山総合支庁本庁舎玄関ロビー」で展示会を行っています。
寒河江市にある慈恩寺の近くで見つかった、
「上の寺遺跡」について、パネルと出土品を展示して紹介しています。
前回の展示会とはちがう展示内容となりますので、ぜひ一度、ご覧ください。
展示会チラシ(PDF 1.1MB)

上の寺遺跡:陶磁器・青白磁
開催期間:7月21日(水)~8月6日(金)
開催時間:8時30分~17時
休館日:土曜日・日曜日・祝祭日
開催場所:村山総合支庁本庁舎玄関ロビー
地図を表示する

縄文土器や石器などの詳しい説明を受けています。
どのように使われていたのか興味津津です。

弓矢が狙いどうりに飛んでいくととっても嬉しいです。
でも、思ったよりも難しいです。

これから火起こしを始めます。
説明をしっかりと聞いて、上手に火をつけたいです。

今週前半は、先週に続き谷跡のトレンチ(試掘溝)調査を行いました。
トレンチ内からは、土圧で潰れた土器や石器などが多数発見され、
それらを取り上げながら谷底まで掘り下げました。

谷の堆積は、上・中・下層の大別3層に分けられ、
縄文時代後葉~最終末(約2500年前)の遺物の変遷を知ることができそうです。
中層から出土したほぼ完形の深鉢です。

今週後半は、谷の北側の平場(岸辺)の遺構や倒木跡などを半分掘り下げました。
その際、出土したヒスイ製の勾玉です。
ヒスイは、日本では新潟県糸魚川でしか産出しないので、交流も注目されます。

本飯田地区の作業員の皆さんについて、週の初めに北原遺跡に重機が入るので、
沼田遺跡に集中して作業をしてもらいました。人数が多く、全員一列に並ぶと壮観です。

面整理によって溝跡が見つかりました。須恵器などが出土しています。
写真中央付近に、遺物があります。

遺物が見つかりました。調査員がそれについて説明しています。
作業員の皆さんも興味を持って聞いています。

今週から北原4遺跡の表土除去作業が始まりました。
遺跡北側に広がる丘陵部の調査を行います。

重機で表土を取り除き遺構を探しています。
繊細なバックホーの操作と調査員の適切な指示によって
少しづつ遺跡の様相が明らかとなっていきます。

調査区内にはサクランボの木の切り株が何本も残っています。
根を切りながら少しずつ切り株周辺の土を取り除いています。
ここから縄文土器が一点出土しました。
Yamagata Prefectural Center for Archaeological Research